全日本写真連盟山形県本部
2022年度 第1回山形県会員写真コンテスト
応募者数 25名 応募総数 99点
審査員 近藤悦朗(全日本写真連盟関東本部委員)
総評
今回は99点の応募作品。春を迎えた時期に撮影した方が多く桜、花、新緑などの春を題材した作品が多くありました。特に桜の風景は様々な表情があり待ちわびた春の喜びが表現されている作品が目につきました。全般に作品の質が高く選定に苦労するほどでした。コロナなどで祭り、スナップなどは変わらず少なかったです。
感動した被写体をどう表現するか主役と脇役をきちんと決めて撮影。今回の応募作品はそういう関係性ができていました、露出も構図も全体的に良かったです。あとはホコリが写っている作品もありましたのでカメラ内のホコリなどは定期的にクリーニングしましょう。
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カモが水辺から上がってきた一瞬を見事にとらえました。羽を広げ足はまだ地についてなくピントも良くキャッチアイも良く表現されています。手ぶれもなく露出もベスト。ダンスのような感じに表現されていい瞬間です。後方の鳥も入って雰囲気も出ています。
雪の中の墓に手を合わせる男性。ちょうど朝日が昇り周辺を照らし始めドラマチックな風景になっています。墓に手向けた花にも日が当たり印象的です。良いタイミングです。墓の周りの雪も森で見られる「根開き=ねあき」現象と同じように溶け、春のお彼岸を感じさせます。