全日本写真連盟

2021年度山形県本部第3回会員写真コンテスト結果

全日本写真連盟山形県本部
2021年度 第3回山形県会員写真コンテスト
2022年2月15日応募者数 23名 応募総数  84点
審査 近藤悦朗 (全日本写真連盟関東本部委員)

総評
応募の季節柄、秋の紅葉、冬の雪景色などが多くありました。鉄道の写真なども雪の中での奮闘が目につきました。相変わらずコロナの影響で祭りなどが中止で今回もスナップ、祭りの風景は少なかったのが残念です。その中でお年寄りの会話の写真が微笑ましくよかったです。写真はよく光と陰と言われますが、その光をうまく使っている写真が多くありました。また紅葉の写真もモミジそのものではなく視点を変えた狙いが目につきました。せっかくの被写体に恵まれながらピントがあっていないのもあったので気をつけましょう。入選、佳作にも多くの力作があるので選定に苦労しました。これからもコロナ禍の中、撮影は大変ですがいいチャンスに巡り会えることを期待しています。

入賞者リストはこちら

 最優秀賞「紅葉の中のランニング」 齋藤 彰(最北支部)

見事に秋色に染まった公園内をランニングする二人。イチョウ、もみじ等で染まった公園内を走るのは気持ち良さそうで、疲れを忘れそうな感じです。縦位置の構図で奥行き感が表現されました。また手前上に赤いもみじを配置したのが効果的。まさに秋本番を表現した良い写真です。

 優秀賞「桜咲く」 松浦 英子(山形支部)

春爛漫。見事に咲いた満開の桜の下で撮影した後、女性たちの楽しい会話が聞こえてきそうです。しかし見事な桜ですね。ズームで撮影したので迫力が出ました。後方には赤い花も見えてまさに春を演出しています。また風が吹いているのでしょうか?スローシャッターなので風も表現されています。

 優秀賞「朝陽を浴びて」 鈴木 貞治(天童支部)

朝のドラマチックな感じがいいです。ハスは早朝に咲き始めるので早朝から待って撮影することが多いのですが、見事にとらえました。日の丸構図ですが下にまだ蕾のハスを入れたのがよかったです。後方の朝日の日差しの色がいいです。中望遠撮影なので背景がボケてよりハスが強く強調され早朝の感じがでています。

 秀作「秋の棚田」 松浦 敬次郎(山形支部)

広大な棚田の秋の風景。見事に黄金色に染まっています。それぞれ長方形などの形が造形的で美しいです。稲刈りを終えた「はさかけ」も見え、また稲刈り最中の農家の方も見えます。完全に刈り取られる前のいいタイミングの風景です。

 秀作「光降る」 栗田 久美子(最北支部)

苔の上には赤いもみじの落ち葉。撮影場所はお寺あたりでしょうか?背景には規則的な光が降り注いでいます。樹木の木漏れ陽だとこう強くならないのですが、どこからの光でしょうか、逆光なので苔と落ち葉が強調されました。アングルもいいですね。

 入選

「特等席」 片見 信広(最北支部)

「峡谷を渡る」 山口 恒弥(天童支部)

「冬の滝」 小野 浩也(最北支部)

「古道を照らす」 栗田 勝美(最北支部)

「ジャンプ一番!」 庄司 武見(山形支部)

「湖畔の朝」 細矢 昭雄(尾花沢支部)

「フラワー長井線冬景色」 佐藤  実(天童支部)

「微睡」 樋渡  博(最北支部)

「紅映える」 高橋 俊二(天童支部)

「猛進」 髙橋 秀一(最北支部)

全日本写真連盟からのお知らせ

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19/4/26 初心者向け公式写真撮影ガイドブック 発売中
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19/2/15 「全日写連」ルールについて
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2022/08/01
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