全日本写真連盟

2021年度第2回会員写真コンテスト

2021年度 第2回山形県会員写真コンテスト結果発表

課題:花のある風景
コンテスト締め切り2021年11月15日
応募者数  22名 応募総数 84点
審査員 近藤悦朗(全日本写真連盟関東本部委員)
総評
今回は約84点の作品。コロナ禍での撮影ですがやはりというか今回もネイチャーで特に花にまつわる写真が圧倒的に多かったです。祭りなどの行事ものやスナップなどが少なくコロナ禍を見事に反映しています。桜、菜の花、ハス、蝶などが多かったです。みなさんそれぞれ良い写真が多く選定に悩みました。花と人間の絡みが多く桜の下を通る学校へ行く親子づれ、菜の花畑を歩く親子づれ、お年寄りがスマホでダリアを撮影するなど微笑ましい作品が目立ちました。全体に露出も、またレンズの選択もよく構図もよくまとまっています。
次回はコロナが収まり祭りなどが撮影されると良いですね

全入賞者リストはこちら

 最優秀賞「帰り道」 片見 信広(新庄市)

両側に菜の花が咲き乱れる丘の頂上を歩く親子の前には大きな青空が広がっています。母親が子供に指をさしていますが下はどんな風景が広がっているのでしょうか。青空には白い雲がたなびいて黄色の菜の花と初夏の気持ちのいい風景です。PLフィルターをお使いでしょうか。シンプルな構図ですが広々した空間が気持ちよく表現されました。

 優秀賞「あじさい参道」 高橋 俊二(山形市)

竹林の参道の両側にはあじさいが満開。狭い参道の向こうには夫婦でしょうか。奥行き感のある構図。ローアングルでの撮影で竹林の迫力がいい感じに表現されました。竹林の迫力に負けないくらい紫陽花も主張しています。全体に緑の色がホッとする印象を与えます。

 優秀賞「濃霧」 川村 弘子(天童市)

晩秋の草原に広がる濃霧。中央に樹木、手前に名残の菊の花と草が晩秋の雰囲気を演出
後方は霧が立ち込めて薄ぼんやりとしています。手前に花などを配置した構図が遠近を
表現、寂しい感じですが詩情あふれる美しい風景です。

 秀作「旅立ちの前に」 佐藤 実(天童市)

蜜を求めて花に近づき羽ばたくチョウを動感で表現したのはいいセンスです。構図的にも無駄がなくまた後方のボケも綺麗で花とチョウが引き立っています。

 秀作「二人の世界」 庄司 武見(山形市)

カラフルなパッチワークの世界の中の二人。右上から左への構図も造形的でいいですね。露出もよく本来は広々した花畑ですが二人に焦点を合わせアップで切り取り色彩の世界を表現したのが良かったです。

 入選「春風に泳ぐ」 笹原 一則(天童市)

 入選「アサギマダラを撮りたい」 山口 恒弥(東根市)

 入選「春の休日」 栗田 勝美(新庄市)

 入選「晴れの日」 樋渡  博(新庄市)

 入選「早朝のハス田」 須藤 征義(大石田町)

 入選「種蒔桜に淡雪降る」 渡部 潔(天童市)

 入選「みんなで食事」 髙橋 秀一(新庄市)

 入選「私もスマホ」 細矢 昭雄(尾花沢市)

 入選「棚田の秋」 鈴木 貞治(天童市)

 入選「あじさいのバス停」 小野 浩也(新庄市)

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