全日本写真連盟

2025年度第1回会員写真コンテスト

審査 関東本部委員 朝日教之

 最優秀賞「稚児舞終えて」 鈴木貞治(天童支部)

山形県寒河江市の熊野神社の大祭礼の一コマ。稚児舞を終えた子どもたちが、父親の肩に乗って引き上げてきます。稚児は神霊への奉仕者ということで、汚れた土を踏まないようにという配慮からだそうです。子どもたちに淡い光が当たって、とても印象的な作品になりました。

 優秀賞「ファミリー」 髙橋秀一(最北支部)

ミサゴの一家の食事のシーン。親鳥が獲物の魚をつかんで巣に戻ってくる瞬間を見事に捉えています。翼を広げて着陸する精悍な姿はとても美しい。青空と淡い雲の背景が、この一家を浮かび上がらせています。

 優秀賞「龍神のお出まし」 齋藤彰(最北支部)

大蛇の頭に乗った若者に光が当たって、まるでステージで踊っているようです。先ほどまでの雨がやんで空にはくっきりと虹が出ています。手前の男たちの表情も力強い。庄内町の氣龍祭で。

 秀作「にぎやかな朝食」 佐藤実(天童支部)

雑木林の中で集まっているのはエナガのヒナたち。巣立ち直後の春にはこうして団子のようになって親鳥から餌をもらいます。枝が密集し撮影が難しい中、うまく可愛い姿を捉えました。

 秀作「次期神宮の道理(5枚組作品)」 山口恒弥(天童支部)

鶴岡市・出羽三山神社の神職養成所で厳しい修行をする若者たち。入所みそぎで雪解け水に入ったり、裸で祈るなどして神職になるための覚悟を培います。組写真で若者たちの様々な姿をドラマのように描いています。

 入選

「光の海」 横尾範昭(天童支部)

「おひさま」 樋渡博(最北支部)

「桜と「つばさ」と」 笹原一則(天童支部)

「光のシャワー」 京野秀明(最北支部)

「夕日」 豊岡守一(最北支部)

「桜の木の下で」 庄司武見(山形支部)

「里の暮らし」 高橋俊二(天童支部)

「眼鏡橋」 栗田勝美(最北支部)

「神輿流し」 小野浩也(最北支部)

「飛ぶが如く」 渡部潔(天童支部)

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2022/08/01
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