山形県寒河江市の熊野神社の大祭礼の一コマ。稚児舞を終えた子どもたちが、父親の肩に乗って引き上げてきます。稚児は神霊への奉仕者ということで、汚れた土を踏まないようにという配慮からだそうです。子どもたちに淡い光が当たって、とても印象的な作品になりました。
ミサゴの一家の食事のシーン。親鳥が獲物の魚をつかんで巣に戻ってくる瞬間を見事に捉えています。翼を広げて着陸する精悍な姿はとても美しい。青空と淡い雲の背景が、この一家を浮かび上がらせています。
大蛇の頭に乗った若者に光が当たって、まるでステージで踊っているようです。先ほどまでの雨がやんで空にはくっきりと虹が出ています。手前の男たちの表情も力強い。庄内町の氣龍祭で。
雑木林の中で集まっているのはエナガのヒナたち。巣立ち直後の春にはこうして団子のようになって親鳥から餌をもらいます。枝が密集し撮影が難しい中、うまく可愛い姿を捉えました。
鶴岡市・出羽三山神社の神職養成所で厳しい修行をする若者たち。入所みそぎで雪解け水に入ったり、裸で祈るなどして神職になるための覚悟を培います。組写真で若者たちの様々な姿をドラマのように描いています。