全日本写真連盟

山形県本部2023年度第3回会員写真コンテスト

審査員 関東本部委員 近藤悦朗

時期的に冬の情景が多く、山形の祭りなどの作品も多く見受けられました。
後は白鳥が飛び立つところ、水浴びなどスローで果敢に挑戦していたのが印象に残ります。
子供が水をかけられて耐えている表情がいいですね。全体的に露出もよくプリントも綺麗に
仕上がっています。技術的、センスの良い作品の質はかなり上です。
私の講評は今回が最後になりました。これからも切磋琢磨して良い写真を撮影して下さい。

 最優秀賞「夢幻の朝」 鈴木貞治(天童支部)

晩秋の朝靄の中の一本の樹木。枝にはまだ色づいた葉が残っています。手前の草地も枯れて晩秋の感じに色を添えています。たなびく朝靄が逆光でより強調されて良い感じで晩秋の朝の感じが表現されています。上部には朝日に照らされた杉でしょうか印象的で良いですね。質感もしっとりとした感じで綺麗です。

 優秀賞「食いしん坊」 佐藤実(天童支部)

赤い実を口に入れる瞬間の鳥の表情がいいですね。鳥のキャッチライトが効いています。全体的にピントも良く、赤い実と青空の感じがいいです。アップなので力強さがあります。

 優秀賞「気嵐の朝」 高橋俊二(天童支部)

朝の静かな沼には気嵐がたなびいて幻想的な風景です。寒さが厳しい冬の時期の風物詩。白鳥がゆったりと泳いでいます。後方にはカモの群れ、霧氷が効果的に厳しい冬の朝を表現。美しいですね。

 秀作「厳寒の夜」 栗田勝美(最北支部)

真冬の夜。水浴びをする若者たちが、冷たく凍えるような水を全身に浴びて耐える表情がいいです。後方には子供たちもいます。写真を見るだけでも震えがくる感じがします。ストロボを焚いていないので、夜の感じが綺麗に表現されました。

 秀作「元滝冬景」 樋渡博(最北支部)

撮影日が2月の真冬。普通だと滝の水が凍るのですが、綺麗に流れ落ちていますね。スローで撮影しているので白い布の感じを表現。それと苔が見事に綺麗ですね。鳥海山の伏流水なので、冬でも凍ることがないとか。白滝と緑の色のバランスが印象的です。

 入選

「5才の覚悟」 山口恒弥(天童支部)

「飛沫舞う」 髙橋秀一(最北支部)

「這い上がる」 西尾秀男(天童支部)

「今日も餌場へ・・・」 横尾範昭(天童支部)

「晩秋の湖畔」 笹原一則(天童支部)

「大道芸が村に来た」 庄司武見(山形支部)

「カオス」 渡部潔(天童支部)

「バレエの練習」 豊岡守一(最北支部)

「狙う」 細矢昭雄(尾花沢支部)

「秋の終わり」 松浦英子(山形支部)

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2022/08/01
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