全日本写真連盟

山形県本部2023年度第2回会員写真コンテスト 課題「風」

応募者数  18名 応募総数 51点
 審査員 近藤悦朗(全日本写真連盟関東本部委員)

総評
 今回の課題は「風」。51点の作品。風は目に見えない現象ですから風を表現するのには撮影の技術的なテクニックなども必要となります。今回もススキなどをスローシャッターで撮影してススキをブラして風を表現している作品が目につきました。季節的に鯉のぼりの作品が多く目につきました。その中であえて逆の発想で無風を表現した横尾さんの作品も目をひきました。
 みなさんそれぞれ苦労しながら風にトライ。噴水の動き、初夏の風物詩の風鈴などそれぞれの目で風を意識していました。難しい課題でしたが果敢に挑戦した目は全体的に評価できます。

 最優秀賞「風の脚見ゆ」 鈴木貞治(天童支部)

吹雪ですね。かなりの風が吹いて赤い実をつけた柿の木が強い風に耐えています。スローシャッターなので雪の流れが風をうまく表現しています。風の強い地域でしょうか?柿の木が斜めになっています。初冬の季節感も出て寒さを感じさせる感じがいいです。

 優秀賞「風の湖面模様」 松浦敬次郎(山形支部)

湖の水面が穏やかな風で色々な模様を作っています。よく紅葉の季節などで水面に映るも強い風で波が立ち見えない時があります。穏やかな風はこういう面白い模様ができるのですね。視点がいいです。少ないですが、落ち葉も見え秋の季節感も表現。抽象画の感じがアートな感じで良いです。

 優秀賞「風を切って」 渡部潔(天童支部)

滑り台を滑る女の子。流し撮りの撮影で風を切る感じがうまく表現されています。こわごわだけども楽しそうな表情が可愛いです。

 秀作「緑風」 樋渡博(最北支部)

タンポポの種が取れて何処かへ飛んで行きます。もちろん風がないと飛べないのですが初夏の緩やかな風が吹いているのでしょう。背景が綺麗な緑で初夏の感じが出ていいです。

 秀作「向い風」 須藤征義(尾花沢支部)

秋田市の竿灯祭りですね。持ち上げていると向かい風に竿灯が弓なり状態に。しかしよく頭だけで支えていますね。この後は修正できたのでしょうか?いいシャッターチャンスです。

 入選

「風に舞うたこ」 松浦英子(山形支部)

「風雪に耐える」 佐藤実(天童支部)

「風車」 小野浩也(最北支部)

「飛ばされちゃうよ」 庄司武見(山形支部)

「大空散歩」 笹原一則(天童支部)

「薫風の中で」 齋藤彰(最北支部)

「星空の風車群」 高橋俊二(天童支部)

「風のいたずら」 髙橋秀一(最北支部)

「風を切る」 細矢昭雄(尾花沢支部)

「無風」 横尾範昭(天童支部)

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2022/08/01
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