全日本写真連盟

第32回滋賀朝日写真展

■審査 講評■  関西本部事務局長 森井英二郎

●推薦:野口季春(写遊おうみ支部)

●特選:山田 力(守山)、島林大祐(守山)

●準特選:上田 薫(フォトセブン)、藤堂裕子(フォトセブン)、林 久雄(湖東)、西村芳男(かいつぶり21)、山本民恵(おうみ08)

●入選:山脇正雄(個人)、保永重治(彦根)、宮尾克子(彦根)、谷口忠臣(湖東)、藤野直子(能登川)、奥村和弘(湖東)、井﨑正治(湖東)、長谷川哲夫(おうみ08)、前出正昭(湖東)、渡辺克実(彦根)、中澤孝夫(個人)、野末香奈(フォトセブン)、北村隆彦(湖東)、曽我一彦(湖東)、久島正博(湖風)、寺田吉廣(湖風)、平田芳美(湖東)、杉谷眞人(能登川)、猪飼健司(湖風)、鵜飼由春(守山)

※()内は支部名

審査の様子は全日写連FBにも掲載されています
https://www.facebook.com/photoasahi/

 推薦「叱られて」 野口季春(写遊おうみ支部)

やんちゃな猫の表情と、叱られてしょんぼりする姿が2枚組でストレートに表現されています。単純に見えますが、どちらも光の使い方やトーンの合わせ方など、基本をしっかりと抑え技術力が感じ取れます。身近なペットでさえ、視点や発想を変えて作品にし、写真を楽しんでいる作者の気持ちがうかがえます。

 特選「離郷」 山田 力(守山支部)

すでに廃墟になっている家屋を落ち着いたトーンでまとめています。しかし、玄関前に咲く小さな白い花や石段の上ある地蔵、青空の下の赤い屋根など、かつてそこに住んでいた人の気配が写真の中に感じ取れます。「離郷」とはいっても、魂は今も残っているようです。非常に雰囲気がある写真で、プリントの諧調も素晴らしいです。

 特選「行列のできる夕暮れ」 島林大祐(守山支部)

写真中央に横一列に並ぶこいのぼり。このように全てがそろう瞬間はなかなかありません。夕日で陰影がついた雲の様子や水面への映り込みなども美しく、かなり考えて撮られた作品です。広がりが出るような横長のトリミングも良いです。写真全体の色に合わせたマットや額もこだわり、作者の作品への思い入れを感じます。

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2022/08/01
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