「第80回 国際写真サロン」(朝日新聞社、全日本写真連盟主催)の審査があり、審査委員特別賞(海外、国内各3点)を含む海外作品75点、国内作品45点、U30部門11点の計131点の入賞・入選が決まった。サロンは1927(昭和2)年、海外15ヵ国から出品されて始まり、海外からは今回、インドの1329点を最多に、33ヵ国・地域から5103点、国内からは4245点、U30部門(30歳以下を対象にしたウェブ応募部門)には278点の応募があり、総計9626点にのぼった。
2020年3月から全国で巡回展示する。
【審査委員】(肩書きは審査時のもの)
審査委員長 田沼武能(全日本写真連盟会長、写真家)
安珠(写真家)
榎並悦子(写真家)
佐藤時啓(東京芸術大学美術学部教授、写真家)
白鳥真太郎(日本広告写真家協会会長、写真家)
大野明・朝日新聞東京本社映像報道部長
浅野哲司・朝日新聞大阪本社映像報道部長
佐藤親正・全日本写真連盟関東本部委員長
松井寛・全日本写真連盟西部本部委員長
【総評】
上位作品は同じくらいの力量だ。大切なのは何を語っているかということ。加工した作品でも、その意図が明瞭なものは伝わる。入選する傾向と対策だけでなく、もっとアグレッシブルで新しいもの、やったことのないものに挑戦してほしい。
関係の悪化が取りざたされる韓国からは、今回もたくさんの応募があった。海外の方がプリントに特別なこだわりがあるとの印象をもった。
第80回国際写真サロン巡回展のご案内