第5回『東海新景』は、東海地方の風景や祭りをテーマにしたコンテストです。
今回は全国から463点の応募がありました。
入賞されたみなさま、おめでとうございます。
ご応募いただいたみなさま、ありがとうございました。
入賞作品展は
2013年1月12日(土)~20日(日) ※15日(火)は休館日
午前10時~午後6時 ※最終日午後3時
ノリタケの森ギャラリーにて
【講評】
・最優秀賞「駅前デルタ」 堀田武(名古屋市)
講評:中部本部委員長 伊藤滋
名古屋駅前のシンボリックなツインタワーを捉えた作品。空にブルートーンが残った撮影時間帯の選択と広角レンズの効果を生かし、ブルーの空に浮かぶタワーへと視線を導くデザイン的表現が素晴らしい。画面右を少しカットすると狙いがもっと強調される。
・風景部門優秀賞「暮色」 稲冨弘之(豊田市)
講評:岐阜件本部委員長 恩田政武
薄暮の時間帯をうまく扱い、画面構成も非常によく、川面のブルーと車のライトの光が情景の雰囲気を臨場感ある作品にしている。
・風景部門優秀賞「街角」 野瀬みつ子(松阪市)
講評:愛知県本部委員長 大嶋武夫
暮れ行く街をうまく切り取った作品である。色あいが薄暮の雰囲気をいっそうかもし出しており、ポスターの女性がこの作品にインパクトを与えている。左の女学生の重なりが画面を弱くしているのが少し惜しまれる。
・祭り部門優秀賞「パフォーマンス」 牛場寿子(津市)
講評:中部本部委員長 伊藤滋
唐人踊りのしぐさを捉えており、それを軒先で見るファミリーの祭りを楽しむ様をうまく表現している。単に祭りを撮るのではなく祭りで撮った秀逸な作品である。唐人踊りの位置と画面の両端の扱いに注意して欲しい。
・祭り部門優秀賞「はだか祭り」 片田 綾子(春日井市)
講評:三重県本部委員長 坂尾 富司
一面雪景色の中、坂道を下っていく下帯姿の男たちと、上の道路の見物人を上手に切り取っており、その対比がおもしろい。また画面を白で単純化したのも見事であり、裸男の力強い掛け声が聞こえてきそうだ。
入選のみなさん
☆入選《風景部門》
奥野喜久雄、久保田一二三(名古屋市)、大花征也、村松義喜(津島市)、寺西一夫、高橋斉(あま市)、内藤春男、水谷清治(稲沢市)、犬塚勝正、加藤譲(碧南市)、安部マスエ、刈谷市、河合利弘、柴田鈴江(刈谷市)、佐古忠夫(小牧市)、谷昇(大府市)、森重信(東海市)、恩田良治(安城市)、川崎幸雄(桑名市)、倉田佳代子(鈴鹿市)、野村昇(三重県大紀町)
☆入選《祭り部門》
河合利弘、平野成明、山内由美、山口登(刈谷市)、植山久雄、坪内薫(豊田市)、大島守(春日井市)、大花征也(津島市)、谷昇(大府市)、村井勝利(愛西市)、前原善彰(高山市)、川崎幸雄、山田輝之(桑名市)、倉田佳代子、山崎明教(鈴鹿市)、村田元(津市)、加藤洋子(松阪市)、松井文郎、冨田弘(三重県多気町)、西村康夫(三重県大紀町)
【審査員】
伊藤滋・中部本部委員長
大嶋武夫・愛知県本部委員長
恩田政武・岐阜県本部委員長
坂尾富司・三重県本部委員長
【主催】
全日本写真連盟中部本部 朝日新聞社
【協賛】
富士フイルムイメージングシステムズ