全日本写真連盟

第47回新潟県写真サロン

主催 全日本写真連盟新潟県本部・朝日新聞新潟総局
後援 新潟県・新潟県教育委員会
協賛 エプソン販売(株)・サンディスク(株)・(株)新潟テレビ21・新潟県朝日会
審査日 平成27年10月15日
審査員 写真家 土田ヒロミ 先生(全日本写真連盟関東本部委員) 
●総評
 応募作品は、新潟県という風土の特異性をよく捉えている作品が多く、地域性がよく現れていた。自然の生物、風景やまつりなどの習俗など多岐にわたっていて新潟の特性がよく写っていてよい。全国各地に支部を持つ全日写連という組織のすばらしいところといえよう。
 表現レベルの技術は、丁寧で破綻なく美しくまとめようとする傾向がつよく、全体に上手なのだが、破綻、力技によるはみ出しの魅力が少なく、こじんまりとまとまった上手さに留まる傾向が強い。今後のデジタル時代は、技術的習得を軽減し、誰もが上手に写せる時勢となる。だからこそ失敗を恐れず失敗から学ぶ姿勢を期待したい。


サロン大賞 吹雪の里 小川 雅文 新潟市

課題作「新潟県の自然」
金賞 新潟県知事賞 なごり雪 山後 一子 長岡市
銀賞 初雪大寒波 中村 重敏 長岡市
   愛の舞 佐藤 権 長岡市
銅賞 虹のかけ橋 外山 和子 魚沼市
   寒朝の漁村 白勢 良紀 新発田市
   吹雪止む 山﨑 茂 五泉市
入選
休漁 小幡トミヱ 長岡市
終列車 志田 幸夫 魚沼市
渾身の跳躍 恩田 巌 長岡市
里山春便り 外石 富男 加茂市
雨桜 樋口八重子 加茂市
群翔 吉井 健夫 五泉市
飛翔の刻 須田 幸栄 新潟市
早春 中條 誠 十日町市
ごちそうだ 宮腰 一子 長岡市
ラッセル 平沢 正光 長岡市
霧の角田岬 樋口紘一郎 新潟市
初雪 岡庭 永一 上越市
夕照 圡田 義則 長岡市
台風爪痕 山本 貴一 十日町市
春間近 酒井 礼子 長岡市
野焼き 中村 秀夫 阿賀野市
羽撃き 丸山 公 三条市
春のブナ林 新井 勝義 加茂市
ヨシ焼き 榎本 浩一 胎内市
残雪の朝 小野 幸司 新発田市
晩秋枝折峠 青木 茂男 長岡市
早春 鷲澤 悟 新潟市
雨上りのブナ林 西野 米子 十日町市
ブナ林に咲く花 小坂 幸平 十日町市
初冬 相田 保 三条市

自由作一般の部
金賞・朝日新聞社賞 精霊送りの浜 吉井 健夫 五泉市
金賞・全日写連賞 収穫のよろこび 和木 勇夫 長岡市
銀賞 漁村の夕映え 西野 米子 十日町市
   夜の海岸線 中村 重敏 長岡市
銅賞 無礼講 真水 進 新潟市
   火災発生 中條 誠 十日町市
   赤い旋律 山﨑 智正 燕市
入選
渾身の祈願 小川 雅文 新潟市
恋の季節を迎えて 岡庭 永一 上越市
みこしでお礼 広川 信俊 長岡市
大天狗火の舞 相田 保 三条市
迎え盆 佐藤 権 長岡市
水みこし 若林 隆治 長岡市
夕暮れに咲く 堅田 征子 新潟市
あっあぶない 高野 栄子 五泉市
青空の花 高橋 庄英 阿賀野市
視線の行方 土田 豊 新潟市
夏の舞い 穂苅 環 新潟市
女の勇み肌 関口 麗子 十日町市
カモシカの母子 丸山 公 三条市
沢の韻 渡辺 清一 長岡市
夜露の中に 宮下 好枝 糸魚川市
四尺花火 圡田 義則 長岡市
じゅんさい採り解禁 和久井勝三郎 新潟市
ダッシュ! 恩田 巌 長岡市
銀河の丘 青木 茂男 長岡市
鯛つり舞い 内藤 裕子 新潟市
晩秋 室 俊雄 新潟市
帰り道 橋本 浩一 妙高市
我村繁栄 五十嵐柾章 新潟市
遅い春 渡辺 隆 新潟市
漁場へ急ぐ 樋口紘一郎 新潟市
侵入者 須田 孝子 柏崎市
青春の雄叫び 永嶋 肇 新潟市
雪中の勤め 白勢 良紀 新発田市
振り込め詐欺ストップ 三膳ハナエ 新潟市
ひめさゆり 佐藤 弘 見附市

自由作高校生以下の部
金賞・新潟県教育委員会教育長賞 春の一期一会 野崎 未紗 新潟高校
銀賞 休み時間 高橋あまね 新潟高校
銅賞 いっぷく 齋木 爽 中越高校
   階段のぼる 和田愛理沙 小千谷西高校
   JKポール 藤橋亜衣子 十日町総合高校
入選
おひるどき 米岡 幸奈 小千谷西高校
ご試食どうぞ! 中澤 瑞歩 長岡農業高校
夢の中へ 灰野 美咲 長岡農業高校
雪との戦い 中村 百花 十日町総合高校
旅人 丸山 菜摘 長岡農業高校
のび 岩下 霞 長岡農業高校
正月の乱闘 本田 紘資 小千谷西高校
春の妖精 永井 結衣 十日町総合高校
俺を見ろ!! 上村 朱音 十日町総合高校
バラの香りに包まれて 宮澤 穂香 十日町総合高校
僕だけの景色 江村奈那子 十日町総合高校
残暑がつらい 大橋 千晴 小千谷西高校
自然体 福井 詩江 十日町総合高校

 サロン大賞「吹雪の里」 小川 雅文(新潟市)

稲架木並木の銀世界一歩手前の初冬の風景。丸裸で立ち並ぶ稲架木に真横からの吹雪が立ち襲いかかり、越後平野に冬将軍の到来である。長く連なる稲架木の風景に眼が奪われがちだが、むしろ吹雪をストロボで強調して、厳しい冬の到来を表現しているのがすばらしい。

 金賞・新潟県知事賞「なごり雪」 山後 一子(長岡市)

 桜が満開となった4月に季節外れの雪。翌朝、陽光の中で、白い地から立ち上がるピンクの満開の桜花が輝いている様は盆栽か。その不思議をすべて湖面に映す超現実的な不思議な風景はシュールである。黒い森、青い空の大胆なフレーミングがよい。

 金賞・朝日新聞社賞「精霊送りの浜」 吉井 健夫(五泉市)

盆供養の精霊舟を流す様子。親戚縁者が集まってその時をまっている。中心を作らず三々五々に集う様をスナップしている。あえて視線を引いて縁者が集う様子をとらえることで盆供養という習俗の豊かさを引き出すことに成功している。

 金賞・全日写連賞「収穫のよろこび」 和木 勇夫(長岡市)

脚をも負かす大きな大根の収穫。カメラ目線を求めながら、しっかり腰を落とした作者の撮影態度がおばちゃんの笑いをさそったのだろう。夕闇もせまり大根の水洗いをいそがなくてはならない忙しい時に応えてくれたのは、作者のアプローチがすばらしいからだ。

 金賞・新潟県教育委員会教育長賞「春の一期一会」 野崎 未紗(新潟高校)

桜満開のもと花見も満開だ。アコーディオンでつぎつぎと輪に入って、唄をよびこみ賑わいは最高潮。花見客を写さず陽気なアコーディオン奏者を捉えるだけで、この場の賑わいを捉えているのがすばらしい。

全日本写真連盟からのお知らせ

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19/4/26 初心者向け公式写真撮影ガイドブック 発売中
総本部
19/2/15 「全日写連」ルールについて
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2022/08/01
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