「春の舞妓撮影会コンテスト」には、出品者79人、出品数369点の応募があり、金賞には田中淳さんの「恥じらい」が選ばれました。多数のご応募ありがとうございました。
審査委員長 北谷 弘 (全日本写真連盟顧問)
審査員 富田 健治 (全日本写真連盟理事)
審査員 山中 健次 (全日本写真連盟関西本部委員長)
着物のたもとを三角窓にして覗いている舞妓さん、そして右には横顔で向き合う舞妓さん二人が、整理されたバックに艶やかな表情で目を引きます。そして乙女らしい一瞬の動きを見事に写し止めた秀作です。
傘を広げ、出かける舞妓さん、不安げに足元を見る表情に花街の厳しい修行の道が伝わる。
左の舞妓の指さす方向を見る4人の静かな表情が良く、モノクロにしたことで衣装の濃淡のバランスが絶妙で綺麗です。
手を合わせている時に、声がかかったのか、それとも何か気がかりなことが起こったのか、ふと左を向いた表情がおぼこくて可愛いです。
童心に返り無邪気気で自然な表情を上手く掴みました。コントラストがやや強い、軟調な仕上げ調整を。
出番前のひととき、緊張した舞妓さんの表情が印象的です。そして少しうつむき加減の視線が心象的な表現となって目を引きます。