全日本写真連盟

第11回全日本動物写真コンテスト

動物をテーマにした「第11回全日本動物写真コンテスト」には44都道府県から377人、1739点の応募がありました。審査の結果、金賞に佐竹敦子(津市)さんの「威風堂堂」が選ばれました。

 1700点を超える応募作品を拝見して一番に感じたことは、生き物達にレンズを向ける皆さんの優しい視線でした。
彼らの姿を通して命の素晴らしさや、生きていくことの価値を強く訴える作品が数多く集まり審査員一同選考には大変苦慮しました。
上位に残った作品に共通するのは、光線を上手く捉えているのと画面をシンプルに構成している点です。
金賞はさらに一瞬の動きを見事に予測した力作です。身近な被写体でも作者の主張が明確であれば見るものに感動を与えることが出来るのです。被写体の目新しさや撮影の困難さも確かに大事な要因ですが、生き物達と同じ目線に立ってよく観察して撮影することが何より大切なのではないでしょうか。
最後にデジタル化で簡単に撮影が出来る時代の弊害か、ピントの甘いものやブレがかなり目立ちました。撮影から仕上げまで細心の注意と愛情を込めて作品に向き合うことを心から願います。

山本純一

 金賞「威風堂堂」 佐竹 敦子(津市)

逆光に浮かび上がる砂煙り、曲がった鼻が画面に動きを与え、力強い写真だ。
講評 関西本部長 小林 正明

 銀賞

「Melancholy」 水谷 寛(四日市市)
鋭い眼光と強い意志のなかに一抹の哀愁さえ感じられます。擬人化したモノクロ表現で、作者の意図が鮮明に伝わってきます。
講評 総本部理事 笹田 金吾

「桜色の光」 中村 雅子(大阪市)
季節感が漂う春の奈良公園のようですが、春霞の立つ中でこちらを見るシカの視線に、のどかなひとときを感じます。
講評 総本部理事 北谷 弘

「威嚇」 荒木 忠義(広島市)
シンプルな画面構成の中にボス猿が親子猿を威嚇する姿が印象的。母猿が子猿を守ろうとする必死さが目の表情からよく伝わってきます。
講評 関西本部委員 広瀬 裕子

 銅賞

「談合」 渡辺 直樹(東京都練馬区)
一つの獲物に、一斉に群がった珍しい瞬間のように思えます。談合と見た作者の発想にユーモアがあります。
講評 総本部理事 笹田 金吾

「興味津津」 加藤 洋子(松阪市)
珍しいネコとチョウのふれあいをチャンス良く写し止めています。この後の状況に興味を感じさせます。
講評 総本部理事 北谷 弘

「夕暮れの白馬」 八代 万里子(呉市)
馬がバランス良く配置され、夕焼けに染まる雲の形もよい。絵画のように美しい。
講評 関西本部長 小林 正明

「ストレッチ」 牛場 寿子(津市)
枯ハスにカエルが2匹とまり、その様子はストレッチをしているようで、作者のカメラアイは素晴らしい。
講評 関西本部委員 広瀬 裕子

「見つめる」 藤吉 修忠(和歌山市)
ストロボを使い、シカの片眼を光らせ背景を落として、野生の持つ本能を的確に表現した秀作です。
講評 写真家 山本 純一

 入選

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2022/08/01
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