動物をテーマにした「第13回全日本動物写真コンテスト」には42都道府県から430人、1605点の応募がありました。審査の結果、ネイチャー部門最優秀賞に室井保(香川県小豆島町)さんの「美食家」、一般部門最優秀賞に小林勉さん(名古屋市)の「寝起きバンザイ」が選ばれました。
数多くの動物写真、力作をご応募いただき、ありがとうございました。レベルの高い作品に囲まれて過ごせる時間は、実に充実していて、審査をやらせていただくのが楽しいです。今年は、ネイチャーと一般と部門がわかれていたのでターゲットが絞りやすかったのか、感性の鋭い作品が集まっていたように思います。
ネイチャー部門は、動物の生態の一瞬の行動をとらえた写真が目につきました。アングル、バックの処理、フレーミングなど、常にフィールドワークをしながら被写体を狙っておられる様子が手に取るようにわかりました。
一般部門は、ペットや動物園なども含みますので、幅が広く、盛りだくさんです。ゆとりをもって撮影できるせいか、ユーモアーたっぷりの写真が多かったように思います。応募作品を見ていて、生きものへの関心は、年々高まっているように感じます。 今森光彦
【審査委員長】今森光彦(写真家)
【審査委員】富田健治(総本部理事)林栄之(関西本部委員長)今村昭一(関西本部委員)
小林正明(関西本部長) 敬称略
主催 全日本写真連盟・朝日新聞社
協賛 エプソン販売