第24回全日本動物写真コンテストには220人、802点の応募がありました。
審査の結果、野生部門 最優秀賞に濱田 一壽さん(神奈川県)の「街に生きる」、
一般部門 最優秀賞に大橋 一博さん(愛知県)の「オ、ノオ~」が選ばれました。
■審査委員長 前川 貴行(写真家)
■審査委員 山中 健次 (全日本写真連盟 総本部理事)
澤野 二朗 (全日本写真連盟 総本部理事)
橋本 弦 (全日本写真連盟 関西本部長)
■主催 全日本写真連盟関西本部 朝日新聞社
■協賛 株式会社エツミ
【総評】
歴史あるこのコンテストも24回目を迎え、ますます応募作品の勢いも増してきました。
野生部門、一般部門問わず、どちらも動物たちの生き生きとした姿をとらえ、見応えのある作品へと昇華させています。遠くのフィールドまで遠征して稀有な生き物にチャレンジしたものや、身近な被写体に寄り添ったものまで、本当に多種多様な表現を楽しませてもらいました。それぞれの命と向き合う作者の心意気を肌で感じることができ、あらためて写真の可能性に気づくことも多々ありました。
これからの動物写真の担い手を見出す重要な役割を持つのも、このコンテストの意義であると思います。
(審査委員長 前川 貴行)
◆入賞作品展示◆
日時 : 11月11日(水)~ 11月17日(火)最終日は15時まで
会場 : 大阪市北区 中之島フェスティバルタワー13F
※期間中常時展示ですが、照明施設がないので日没までのご来場をお勧めいたします
講評 審査委員長 前川 貴行(写真家)
人の暮らしをたくみに利用するキツネのたくましさが現れています。その上で、光を上手にとらえた、アジアンチックなモノクロの雰囲気が抜群に似合っています。深みがあるいい写真です。
講評 審査委員長 前川 貴行(写真家)
三羽のアオサギのヒナがシンメトリーになる最高のタイミングをとらえ、まるで恐竜を見るようなすごみがあふれています。ポイントは目ですね。目力がものすごく強くて、この作品の要となっています。
講評 関西本部長 橋本 弦
腕をいっぱいに伸ばして天を仰ぐエゾシマリスの姿が、まるで舞台で悲劇を演じる俳優のように、どこか大げさでとてもユーモラスです。森の暗がりに差し込む木漏れ日も、あたかも舞台照明のように効果的です。
講評 関西本部長 橋本 弦
親子のカモシカの白い体毛が、苔むした木々や水面に浮かぶ水草の緑に映え、神々しささえ感じさせます。水に踏み入れた脚から静かな水面へと広がる波紋が、森の静けさをいっそう引き立てています。
講評 総本部理事 山中 健次
アメリカ合衆国の国立公園に棲むマーモットが草むらからひょこっと顔を出した瞬間を見事に撮影しています。口を閉じて、じっとこちらを見ています。作者と目が合い、少し緊張気味の様子が良いですね。