全日本写真連盟

第26回日本の自然

 朝日新聞社は1983年に、豊かな自然を後世に伝えるため「21世紀に残したい日本の自然100選」を、国立・国定公園以外から選定しました。この趣旨により第1回写真コンテストも開催しました。第6回からは国立・国定公園も含めたあらゆる日本の自然へと対象を拡げました。
 26回目になる今回は「いつまでも守り続けたい日本の自然」をストレートに表現した作品を全国公募し、6,970点から111点が入賞しました。
 最優秀賞は、飯田直男さんの「ないしょばなし」に決まりました。このほか、審査委員賞6点、優秀賞18点、入選39点、都道府県一賞47点の合計111点の作品が選ばれました。
【総評】
 デジカメが発達し、活発な動きの被写体にも対応できるようになったためか、野生動物の中でも特に鳥の作品が多かった。巣作り=人の家という人間の暮らしに近い親近感でもあるのだろうか。
 自分にとってかけがえのない自然とは何か。大切な宝物とは何か。それは単に美しい風景や動植物を四角い画面の中におさめることではない。コンテストで見慣れた作例の模倣でもない。自分の視点で切り取ったオリジナル性が大切だ。
 身近にあるすばらしい自分なりの自然を見つける力と表現力を養ってほしい。

 最優秀賞「ないしょばなし」 飯田 直男(北海道)

 竹内敏信賞「雪の岬」 赤津 栄英(静岡県)

 中村征夫賞「乱舞」 金谷 克造(三重県)

 岩合光昭賞「こんにちは」 二宮 紀彦(滋賀県)

 今森光彦賞「雫の砦」 橋端 末治(石川県)

 オリンパス賞「洗顔」 よだ てつお(長野県)

 朝日新聞社賞「幻炎」 金沢 あけみ(高知県)

 優秀賞

「明けるハス」 武田 喜明(山形県)

「竹林ライトアップ」 吉田 止水城(茨城県)

「夜明けのプロローグ」 金益 隆志(埼玉県)

「スタートダッシュ」 大谷 隆勇(千葉県)

「子宝」 御園生 智(東京都)

「永々と」 井上 学(富山県)

「秋の出会い」 堀 カズヒト(富山県)

「ムササビ」 石田 勝利(長野県)

「ファミリー」 松本 隆行(愛知県)

「リラックス」 高岡 万幾子(大阪府)

「若竹の輝き」 今井 清博(大阪府)

「日暮れ道」 中塚 正春(香川県)

「蛍飛翔」 福島 克也(福岡県)

「雲海の狭間」 浦川 武弘(長崎県)

「彼岸花」 赤瀬 繁明(熊本県)

「食後の散歩」 諸岩 則俊(宮崎県)

「デリバリー」 新井 直久(沖縄県)

 入選

 

 都道府県一賞

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2022/08/01
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