(「第32回 日本の自然」の応募要項はこちらから)
今年で30回目を迎えた「日本の自然」写真コンテスト(朝日新聞社・全日本写真連盟・森林文化協会主催)の入賞・入選作品92点が決まった。いつまでも守り続けたい日本の自然――をテーマに3973点の応募があった。
◇総評
30回目を迎えた今回はデジタルでないと撮れない写真が多く寄せられた。
上位には天体まで写し込み地球を感じさせるスケールの大きな作品や生き物、植物、人間といったものが日本らしい風景と融合した作品が選ばれた。
一方で特に野鳥の写真に目立ったが、クローズアップ過ぎて、その生息環境を生かしていない作品が多かったのは残念だ。
また、撮影名所とか珍しい事象とか、類型的な被写体がかなり見られる。人とどれだけ違う写真を撮るかが大切だ。次回はアマチュアならではの冒険、実験的な写真を期待したい。