全日本写真連盟

▶第43回「日本の自然」写真コンテスト【プリント部門】2026 結果発表

朝日新聞社が1983年に行った「21世紀に残したい日本の自然100選」を記念して始まった「いつまでも守り続けたい 日本の自然写真コンテスト」(朝日新聞社・全日本写真連盟・森林文化協会主催、ソニーマーケティング株式会社協賛)は43回目を迎えました。全国から集まった作品は計1万1,306点。プリント応募が対象の[プリント部門]には701人から3,449点の応募があり、「最優秀賞」を含む59点が選ばれました。ウェブ応募の[デジタル部門]には2,096人から7,857点の作品が寄せられ、「最優秀賞 ソニー4K賞」と30歳以下の応募者を対象にした「ソニーネクストフォトグラファー賞」を含む30点が決まりました。風景や動植物、人間の営みなどをストレートに表現した作品を通じて、日本の自然の素晴らしさを再発見していただければ幸いです。  

【審査委員】
<プリント部門>
中村 征夫 (写真家)
福田 健太郎(写真家)
前川 貴行 (写真家)
米 美知子 (写真家)
関岡 哲哉 (森林文化協会常務理事)
越田 省吾 (朝日新聞東京本社映像報道部長)
橋本 弦  (同大阪本社映像報道部大阪担当部長)
久松 弘樹 (全日本写真連盟総本部事務局長)

<デジタル部門>
福田 健太郎(写真家)
前川 貴行 (写真家)
ソニーマーケティング株式会社

主催:朝日新聞社、全日本写真連盟、森林文化協会
協賛:ソニーマーケティング株式会社
※敬称略、肩書は審査当時

【総評】
今年も様々な自然環境を取り上げた作者の1枚にかける思いが感じられた。上位作品に目を向けると、派手さはないが、これこそが「日本の自然」だと素直に思える作品が選ばれた。また、これまでとは違い、若い作者による自然や写真と向き合った作品の数々が出てきたことが嬉しい。

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※以下の氏名の後の都道府県は撮影地ではなく、撮影者の在住県です。

 最優秀賞「晩秋の産卵」 伊藤英昭(三重県)

講評:アユの群れ、釣り人、遠くの山並みが日本の原風景を感じさせてくれる。半水面での撮影や光の扱い方を熟知していて、水の盛り上がりや気泡も良いアクセントだ。自然はもちろんのこと、人の営みも垣間見ることができ、コンテストのテーマを象徴する1枚となった。

 特選「早春の宝物」 岩織大輔(北海道)

講評:エゾサンショウウオの卵だろうか。一見するとグロテスクだが造形的な美しさを感じる。ここを見つけ、表現した作者の着眼点が見事で、フキノトウも作品を引き立てた。

 特選「暁雲越稜」 鈴木 豪(長野県)

講評:黎明の色が綺麗で、滝雲が優しく稜線をなでているようだ。静から動へと変化を見せる場面は、天候にも左右される中、この場でないと撮れない写真だ。

 特選「守られて」 山口 楓(鹿児島県)

講評:ひと味違うクジラの写真だ。海底には波の模様が映り、ふんだんに差し込む光も捉えた。ザトウクジラの親子が寄り添い母が守る姿は、見ていて幸せになる素敵な作品だ。

 朝日新聞社賞「牧場の日常」 佐藤 圭(北海道)

講評:キツネとタヌキの可愛い姿を捉えた、想像が膨らむ写真だ。「何をやっているんだろう」と見ている牛の表情や被写界深度が適切でボケ具合もマッチしている。印象に残る作品で、シャッターチャンスはいろいろな場所にあることを改めて教えてくれる。

 森林文化協会賞「雷鳥と花畑」 若松祐也(埼玉県)

講評:雲に包まれた荘厳な世界の中で、ひょっこりとやってきたライチョウ。わずかしかない瞬間を生かし、自然の中でこんな姿が撮影できたら楽しいと思わせてくれる作品になった。環境について伝えてくれると同時に、日本の自然の奥深さも感じられる。

 全日本写真連盟賞「由布明ける」 福島秀和(福岡県)

講評:夜明けの清冽な空気感を鮮やかに描き出した作品。水面に映り込む由布岳のシルエットと、刻一刻と表情を変える空の階調が、田植え直後の水田を幻想的に彩っている。広角レンズで幾何学的に並ぶ苗の列を強調し、自然の造形と人の営みが交差する瞬間を捉えた構図が美しい。

 優秀賞「残雪のころ」 西山亜希子(北海道)

 優秀賞「芽吹きの季節」 大谷智巳(岩手県)

 優秀賞「氷眼」 土手光貴(東京都)

 優秀賞「冴返る」 金沢靖広(神奈川県)

 優秀賞「食欲旺盛」 上杉正春(新潟県)

 優秀賞「サルパ軍の包囲網」 一関さやか(静岡県)

 優秀賞「堅牢なる揺り籠」 秋元星哉(愛知県)

 優秀賞「氷の海で」 齋藤利奈(大阪府)

 優秀賞「雪桜」 森田 亮(大阪府)

 優秀賞「秋を渉る」 中川和生(福岡県)

 入選

「ギュッとして」 蛯澤一雄(北海道)

「波間の群像」 田中裕二(北海道)

「親子の時間」 尾崎旭彦(青森県)

「紅黒金」 大谷星彦(岩手県)

「暁の宝石」 石黒卓也(宮城県)

「神住まう藤」 浅野 良(福島県)

「競い合い」 大野健一(埼玉県)

「枯木に守られて」 佐々木節子(埼玉県)

「夜桜、銀河にほどけて」 髙根和美(千葉県)

「ある夏の日、水面下では…」 木村秀史(東京都)

「悪魔」 東 勇輔(静岡県)

「自然アート展」 森山想一郎(愛知県)

「夜明けのミツマタ群生地」 杉岡常久(広島県)

「後光さす」 林 昌弘(徳島県)

「霧原」 釜崎 笙(熊本県)

「月夜の鼓動」 黒部ゆみ(沖縄県)

 北海道一賞

「遊びに来たよ!」 新倉理希(北海道)

 青森県一賞

「風を切る爪」 櫻庭一憲(青森県)

 岩手県一賞

「白き妖精」 武沢仁之(岩手県)

 山形県一賞

「ほっこり三兄弟」 佐藤 実(山形県)

 福島県一賞

「燈緋の競演」 梅津直樹(福島県)

 栃木県一賞

「春の戯れ」 黒川哲男(栃木県)

 東京都一賞

「揺らぐ花筏」 大久保辰朗(東京都)

 神奈川県一賞

「もう少しだけ夢の中」 対馬正晴(神奈川県)

 新潟県一賞

「トウネンビーチフラッグ!!」 渡邉周子(新潟県)

 長野県一賞

「桜色のおやつタイム」 矢﨑義国(長野県)

 岐阜県一賞

「囲われもの」 廣田昭男(岐阜県)

 愛知県一賞

「まあるい秋の空」 加藤 健(愛知県)

 三重県一賞

「見守る」 中野篤史(三重県)

 兵庫県一賞

「走る稲妻」 武村晴人(兵庫県)

 奈良県一賞

「森の妖精」 藤島通行(奈良県)

 広島県一賞

「湖底の朝」 大江美継(広島県)

 山口県一賞

「カルストの黎明」 冨田浩二(山口県)

 香川県一賞

「Sapphire Wave」 三浦郁恵(香川県)

 愛媛県一賞

「瀬戸の夜明け」 芝﨑静雄(愛媛県)

 高知県一賞

「思い出のあの丘」 篠原真弥(高知県)

 佐賀県一賞

「八天桜の星空」 山下友文(佐賀県)

 長崎県一賞

「夏の夜の産卵」 楠本憲吾(長崎県)

 熊本県一賞

「森の目覚め」 広瀬留美子(熊本県)

 宮崎県一賞

「夜と朝のあわいに」 甲斐塔子(宮崎県)

 鹿児島県一賞

「蒼光」 橋口智子(鹿児島県)

 沖縄県一賞

「節理の上の群雲」 大谷 翔(沖縄県)

全日本写真連盟からのお知らせ

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19/4/26 初心者向け写真撮影ガイドブック 発売中
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19/2/15 「全日写連」ルールについて
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2022/08/01
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