岐阜県本部は今年度最終回となる第18回残そう飛山濃水「八幡神社流鏑馬と町並み」撮影会を10月12日、岐阜県土岐市妻木町で開催しました。
台風19号の接近で天気が心配されましたが、幸い終日曇りの涼しい撮影日和となり、県内各支部等から71人の参加者が妻木小学校の校庭に集合しま した。恩田政武県本部委員長の挨拶と加藤安一県本部委員のポイント説明の後、各自急ぎ足で会場の八幡神社へ向かいました。
流鏑馬の奉納は1623年に妻木城主が御旅所を造営し馬一頭を献上したことが始まりで、土岐市無形民俗文化財に指定されています。11時から始まった流鏑馬練習時には会場の参道周辺の見物客は台風の影響からか疎らでしたが、火縄銃の実演が終った14時頃には超満員にふく れ上がり、身動きが出来ないほどでした。
参加者は果たしてうまくポジションを確保出来たかと心配する間もなく14時30分から流鏑馬が始まりました。
地元の小学4、5年生5人が乗り子の陣笠・陣羽織姿で3回、古式衣装姿で3回、馬を操りながら130メートルの参道の登り坂を疾走、歓声や拍手が沸き起 こりました。坂道を駆け上がった馬は再びスター ト地点の鳥居まで手綱に引かれて歩いて下ります。その途中で乗り子から縁起物の扇子などが投げられ奪い合いとなる。シャッターを切りながら手を差し出す参加者 も いました。
瞬く間に1時間が過ぎ、流鏑馬神事の奉納は終了しました。狭い会場のうえ、昨年に馬の蹄鉄が外れて観客がけがをする事故の対策としての規制があり、厳しい撮影環境でしたが、参加者の協力により特に問題も無く終了した事に感謝申し上げます。
八幡神社と深いつながりのある妻木城跡、御殿跡は残念ながら時間が無く撮影出来なかったと思いますが「岐阜新景」等のテーマとして改めて取り組ん で頂ければ と 思います。(岐阜県本部委員・加藤安一、写真は全て瑞浪支部・木股義治支部長撮影)