愛知県本部の個人会員、刈谷市在住の柘植俊輝さんが俳句集「大提灯祭」を出版しました。
柘植さんは長年中学・高校の英語教師として教育に携わるかたわら、全日写連会員として長年活動してこられました。俳句では「草風」の俳号を持ち西尾市の若竹吟社同人としても活躍しています。
「大提灯祭」は西尾市一色町の諏訪神社で毎年8月に行われる祭りにちなんだ句集で、「祭り四季」、「つぶやき」、「アプレゲール」につぐ第4句集です。
大提灯歴史絵撫づる風は秋
などの三河の風物を詠んだ句のほか、海外詠も収録されています。
夏霞トラムの走る狙撃者通(サラエボ)
コーカサスの山並葡萄芽吹きをり
写真を趣味とする作者らしく、目の前に情景が浮かんでくるような句が特徴です。
「大提灯祭」は四六判上製・カバー装で2,476円(税別)、出版は株式会社「文學の森」(東京都新宿区高田馬場2-1-2 田島ビル8階、Tel/03-5292-9188 Fax/03-5292-9199)です。