全日本写真連盟

秦野支部の小柴さんが「フジコン大賞」を受賞/一眼を手にして3年目、「いつも見た感覚でシャッターを押しているだけです」

フジコン大賞を受賞した 小柴 宗子さんの 「陽炎」

「どんなカメラがいいのか分からなくて、入会した全日写連秦野支部(神奈川県)の仲間の皆さんに教えていただいて一眼レフカメラを買ったんですよ」。わずか、3年前のことである。その愛用のカメラで撮った写真が富士フイルムフォトコンテストの最高賞「フジコン大賞」に輝いた。

富士のフォトコンは1950年に始まった伝統ある写真コンテストで、日本を代表する写真家の細江英公さんも高校3年のときに学生部門の最高賞を受賞している。一眼レフを手にして丸3年、68歳の小柴さんは今回、35701点の応募の中からトップに選ばれた。

地元、神奈川県秦野市で長く小学校の教員をしていて、退職後の65歳の時に全日写連に入会した。「退職当初は写真を始める気はサラサラなかったんすよ」という。時間ができると、まず念願の大輪の菊づくりに挑戦し、海外旅行にも出かけるようになった。記録として、コンパクトカメラで植物や旅行の写真を撮るようになり、知人から本格的に写真を始めるよう勧められて入会した。
受賞作品の「陽炎」は,毎年元旦に行われる相模川の寒中水泳大会が舞台。陸に上がった子供たちが寒さをこらえ、焚き火にあたっている様子が、炎のゆらめきの向こうに見える。暖色と寒色の調和がとれた構成と体をすぼめる子供たちのしぐさは臨場感にあふれ、計算し尽くされた作品にもみえるが、本人は否定する。

「画面を分割してここにはこれを配置して、と計算して撮るようなことは苦手です。いつも見た感覚でシャッターを押しているだけです。このときも先輩たちに『たき火を手前に撮ると、違った写真が撮れる』とアドバイスをいただいて撮りました」
ビギナーズラックかというと、決してそうではない。入会一年目に全日写連と朝日新聞社主催の「日本の自然」にカマキリの写真が入選。富士のフォトコンでも前々回、蜘蛛の巣の写真がネイチャー部門の銅賞を受賞した。「年をとってすぐに忘れてしまうから」と、写真ノートをつくって細かく撮影データを記録している。ここに先輩や講師のアドバイスを書き込み、次の撮影の参考にしている。昔から絵が好きで展覧会に足繁く通い、テレビの絵画鑑賞番組も欠かさず見ている。そんな〝絵心〟が作品の下地になっているのかもしれない。

「何の欲もなくシャッターを押した結果、こんな立派な賞をいただいて恐縮しております。これからは私の写真を見た人がいろんなことを想像できるような写真を撮りたいと思っています」


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