全日本写真連盟

デジタルカメラの「楽しみ表現」 自分流 ⑪ 多重露出と合成 その1

 
【写真-1 故郷】

多重露出の表現が好きで、フイルムカメラの35ミリ判から大判カメラでの撮影をしておりました。フイルムカメラでの撮影では、随分失敗をした苦い思い出があります。多重撮影は多種多様な方法があり面白い撮影方法だと思います。多重露出ができない機種では、合成する方法があり、カメラでの多重露出と同様に表現の幅が広がるでしょう。多重露出や合成が安易に出来るようになったのもデジタルカメラの恩恵だと考えております。これから、多重露出の撮影方法、次に多重露出と同じ写真をフォトショップ エレメンツで合成する方法を順次説明をしてまいります。この回では、最初にピントを合わせた露出とピントをぼかした露出とでソフト効果を表現する方法からご説明いたします。

多重露出の設定1(上)  設定2(下)

多重露出でソフトレンズ効果を表現
【写真-1 故郷】 少年のころ、母親の実家で遊んだ思い出をイメージしました。多重露出で撮影し、ソフトレンズで撮影した様な表現にしようと考えました。カメラ設定画面のモニターに使用したカメラは、ニコンD700です。
撮影プロセス①三脚にカメラを取り付けフレーミングし、絞り優先オートでテスト撮影をしました。絞りは、F22にセット(多重露出1回目のセット)②カメラの設定をします。撮影メニューから、写真「多重露出の設定-1」の画面より写真「多重露出の設定-2」の画面に設定しました。多重露出の回数は、「2回」・自動ゲインは「する」③多重露出の1回目のシャッターを切りました。写真「多重露出-1」です④多重露出2回目の設定をする。絞りは開放のF4.5でピントをぼかして撮影。写真「多重露出-2」です⑤カメラが多重露出1回目2回目の画像を合成した写真が「写真-1 故郷」です。
補足説明
①ピントが合った写真とぼかした写真をカメラ側で合成する事でソフトレンズ効果が得られます。
②ソフトレンズは、絞れば絞るほどソフト効果が少なくなります。多重露出では1回目の露光では、絞込みができますので、パンフォーカスの作品が撮れます。
③2回目の露出でピントをぼかす度合いは、決まっておりません。最初は、少しぼかした露出から3パターン位撮る事をお勧め致します。
④自動ゲインは多重露出の回数に合わせて露光量を均等に調整しています。自動ゲインを「しない」にセットして露光量に強弱をつける表現も面白いと思います。
⑤多重露出の1回目から2回目を撮るまでに時間がかかります。カメラの設定をしないと、多重露出の設定が途中で解除してしまう事があります。できるだけ長く解除されない設定にする事をお勧め致します。
⑥ズームレンズを使用している方が多いと思います。多重露出の1回目から2回目に移る設定で、ピントを動かす時、ズームを動かさない様に注意して下さい。
⑦三脚はブレの少ないしっかりした物を使う事が大事になります。
〈データ〉ニコンD4 ニッコール28-300 F3.5-5.6 ISO400 絞り優先オート F22 1/50秒(1回目露出データ)ホワイトバランス オート 2013.9.8. 白川郷
参考作品
【写真-2】【写真-3】は【写真-1 故郷】と同じ手法で撮影した作品です。


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【写真-2】
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