全日本写真連盟

三重県本部委員長の坂尾さんが写真集「鈴鹿の祭りと年中行事」を出版

三重県本部委員長の坂尾富司さんが写真集「鈴鹿の祭りと年中行事」を出版、朝日新聞三重版で紹介されました。

鈴鹿の祭り、40年撮った 写真家・坂尾さん、作品集を自費出版

 鈴鹿市岸田町の写真家坂尾富司さん(63)は、市内で40年間撮り続けてきた鈴鹿の祭りと年中行事126種類、221枚をまとめた写真集を500冊、自費出版した。「祭りは私たちの祖先が培い、育ててきた貴重な文化遺産。誇るべき郷土の華」――。そんな思いを込め、撮り続けてきたという。

 写真集には、市内でよく知られた「荒神山の火渡り」「神戸の寝釈迦祭り」「長太の天王祭」、県や市の文化財に指定されている「伊奈冨神社の獅子神楽」「唐人おどり(東玉垣)」だけでなく、あまり知られていない祭りや奇祭も掲載した。
 踊り手の青年がいなくなった祭りもあり、「収録した中の3割ほどが絶えてしまった」と残念がる。「鈴鹿の祭りと年中行事 坂尾富司写真集」と名付け、祭りの簡単な説明書きも添えた。A4判で126ページ。
 写真との出会いは高校時代だった。修学旅行へ行くとき一眼レフカメラを買ってもらったのがきっかけで、大学では写真部に入部。全国を旅して人との出会いをテーマに撮影した。
 祭りの撮影は、ふとしたきっかけからだった。市役所に就職して商工観光係に配属され、有線放送で祭りを紹介する番組への出演を農協から頼まれた。調べていくうちに絶えた祭りが数多くあるのを知り、記録しておこうと始めた。
 写真展での入賞、入選は多い。世界中の写真愛好家を対象としたコンテスト「国際写真サロン」の審査委員特別賞を3度受賞。日本の3大美術展(日展、二科展、院展)のうち写真の部がある二科展でも9回入選した。背中の表情をとらえた後ろ姿の人物スナップは坂尾さんならではの世界と高い評価を受ける。
 写真集は鈴鹿市内の小中学校などに配り、200冊を1冊2,500円で8日から鈴鹿市観光協会(059-380-5595)、鈴鹿市文化振興事業団(059-384-7000)で販売する。
(記事・写真は朝日新聞社提供)

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