きれいに着飾ったおかあさん狐の笑顔と、疲れて寝ている子狐がこの写真の中心だ。だが、写真にはさまざまな情報(要素)が盛り込まれていて、隅々までをも読み解くのが楽しい。スナップ写真の極みとも思える完成度の高さがそこにある。
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車いす生活を送るおばあちゃんを支える家族の風景。お出かけに、孫も加わって一列になり全員で坂道を登っている。おばあちゃんの幸せそうな顔がとても印象的だ。写真をモノクロで仕上げたことで、時代をより深く感じさせて効果的だ。
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おそろいのコスチュームでイベントに参加したママさんたちが勝利。歓喜の声が聞こえてきそうな楽しい写真だ。全身で喜びを表すママたちと、どうしたんだろうと見上げる子どもたち。何気ない仕草も対比され、温かみが伝わってくる。
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花火の写真はいろいろあるが、サクラと花火のコラボレーションとはなかなか心憎い代物。花火の色も夏の季節感ではなく、ほんのり淡い色合い。ライトアップされたサクラとともに絶好のシャッターチャンスを狙って、彩りを添えている。
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荘厳な雰囲気のなかで、仏像の顔を大胆かつしっかりととらえた写真だ。光の当たり方やフレーミングがしっかりと計算されていて、自然と画面に引き込まれる。目が生きていて、見る者も引き締まる思いだ。
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一瞬、何だろうと思う摩訶不思議な構造物。幾何学的な模様が、まるで天国へ通じる階段のようだ。建設中の道路防護柵を本来ならヨコ位置で撮影するところを、意図してタテ位置に収めたという。おもしろい。
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大きな古木に囲まれた参道を早朝から詣でる初老の夫婦。冷え込んで来たのだろう。吐く息が白く輝く。また、柔らかに差し込む光に木々の葉が照らし出され、遠近感が際立つ。整備された広い参道の質感もいい。
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イベントの一コマか。レトロな衣装を身にまとって出番を待っているのだろう。ちょっと恥ずかしそうにはにかんだり、笑ったりと、それぞれの表情が浮かび上がった絶好の瞬間を狙った。裸電球2個がとても効果的だ。
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のどかな里の生活を4枚の組み写真で構成した。晩秋の柔らかな日差しに包まれながら、今年も収穫を終えた喜びがそれぞれの写真から読み取れるのが心地よい。いまも現役の薪かまどが郷愁を誘う。
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