全日本写真連盟

第53回西部写真コンクール

全国の写真愛好家を対象にした「第53回西部写真コンクール」(全日本写真連盟、朝日新聞社主催)の審査が朝日新聞東京本社であった。写真家で全日本写真連盟副会長の榎並悦子氏が審査し、35点の入賞作品が決まった。風景や祭り写真など1千点を超える応募作品の中から、グランプリには林博さん(北九州市小倉北区)の「お帰りなさい」が選ばれた。
 入賞作品を展示する写真展は5月8日~14日、北九州市小倉北区のリバーウォーク北九州5階「北九州芸術劇場市民ギャラリー」で開かれる。第61回西部写真サロン、福岡県本部主催の「第16回九州・沖縄・山口の祭りコンテスト」の入賞作品も同時展示される。

 グランプリ「お帰りなさい」 林博(北九州市)

「お帰りなさい」 林博さん(北九州市小倉北区)
 プロペラ機の翼の回転を表現しようという試みが成功しました。躍動感も伝わり見応えのある作品となりました。機体に映り込んだ誘導灯の光も光沢感が出ていて美しいです。

 ネイチャー大賞「台風一過」 水島智子(北九州市)

三脚と長秒露光で成功しました。作者の意図である、台風が過ぎ、激しく荒れる海や不穏な雲の様子が狙い通りに表現されました。

 スナップ大賞「さあ出番だ」 吉岡邦好(大分県中津市)

準備中のハプニングをとっさに捉え、見た人が楽しめる一枚です。背景の赤一色を避け、紅白幕の白を使いうまくまとめました。

 アニマル大賞「厳冬の朝」 吉田浩康(横浜市)

ひげの凍ったアザラシの写真は初めて見ました。溶けた氷のしずくが水面に落ち、広がった波紋からは臨場感も伝わります。

 フェスタ大賞「勇壮古式捕鯨」 河野サエ子(山口県下関市)

昔の捕鯨を彷彿とさせます。様々な角度から撮影できる中、鯨の尾側から、一枚で見応えのある勇壮なる作品に仕上げました。

 入選

「あこがれ」 渡辺義之(相模原市)

「水のカーテン」 平田重模(岐阜県多治見市)

「ママ大好き!」 外勢肇(愛知県春日井市)

「仲よし」 犬塚勝正(愛知県碧南市)

「花見」 倉知恵子(愛知県刈谷市)

「天日干し」 桑原澄江(三重県桑名市)

「童心」 梁井英雄(三重県鈴鹿市)

「奏でる」 野村昇(三重県大紀町)

「何見てるんだっ!」 上原弘士(大阪市)

「緑風香る頃」 原田聖司(大阪市)

「残月を横切る」 岩室典雄(堺市)

「水行」 池田隆夫(山口県下松市)

「黄色い洗濯物」 木村信夫(山口県下松市)

「猫集会」 板垣まり子(山口県光市)

「いっぱい釣れたね」 持吉勝三(山口県光市)

「愛のバトンタッチ」 坂本陽一(山口県周南市)

「夜漁」 田羅間カトリ(香川県丸亀市)

「冬の吐息」 川島幹夫(福岡県八女市)

「小さなバラ」 永富治子(福岡県嘉麻市)

「秋空の下」 安岡義之(福岡県朝倉市)

「夕照」 白川勉(福岡県みやこ町)

「寒夜の臼かぶり」 井上信明(熊本市)

「ベーロ」 黒瀬博恭(熊本市)

「光に包まれて」 広瀬留美子(熊本市)

「ひと汗かいて」 首藤健富(熊本県宇土市)

「弓道大会」 杉瀬豊(大分市)

「鬼の八艘飛び」 田中啓子(大分県中津市)

「友と歩く」 後藤秀彦(大分県佐伯市)

「祭のフィナーレ」 永江広幸(鹿児島県枕崎市)

「閉会式」 奈良和憲(鹿児島県出水市)

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2022/08/01
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