「夏の日」 桑原民雄(はまぐり支部)
シンプルな構図ですがドラマが詰まっています。バランス的にもう少し地面を入れたくなりますが鮮やかな空で大胆に画面を埋めた所が良かったと思います。更にタップリとした空に描かれた雲がデザイン的効いています。
「姉妹」 蓮本和雄(はまぐり支部)
なぜ二人が離れた場所でこのポーズをしたのでしょう?天の橋立的な物が撮影者の後ろに広がっているのでしょうか?そんな想像をかきたててくれます。お姉さんの表情が最高で二人の鮮やかな服も効いています。
「支える」 羽根俊夫(はまぐり支部)
祭りの写真は説明的になりがちですが、本作品は一味違いました。神輿ならありそうですが人物が持ち上げられた瞬間は面白いシャッターチャンスをおさえました。「手」を主役に選び力強さを演出する事が出来ました。
「ノミ取り」 常峰利次(ならやま支部)
本来なら邪魔であるはずの網をうまく使っている。カップルの所作が、動物園の檻の中にいるサルの毛繕いに見えてしまう秀逸な画面構成。モノクロにしたのも良い判断だった。
「出番前」 牛場寿子(鈴鹿支部)
3人の抱える琴がN形につながって見え、リズム感があります。両側の浴衣の色が同系色 で中央の女性に目がいく上に、両側の人の頭 を入れない大胆なトリミングがさらに効果的 でした。
「トラブル発生」 植木政弘(鈴鹿支部)
なんで祭りの最中にこんなことが起きるのか と思わせる写真です。舟形の舳先が高く上がったところ、トラブルのピークを思わせるいいタイミングで捉えているので、臨場感が伝 わってきます。