中部本部最大のコンテスト『写真公募展』!
全国から寄せられた960点の応募作品から、人間性あふれるもの、自然の営みなど貴重な一瞬一瞬をとらえた傑作76点が選ばれました。
今回の「優秀作家賞」に西美千代さん(刈谷市)が決まりました。
入選作は3月13日(火)から18日(日)の午前10時から午後6時まで(金曜日は午後8時、日曜日は午後4時まで)、名古屋・栄の愛知芸術文化センター8階・県美術館ギャラリーで展示されました。
【総評】
名古屋本社報道センターフォトディレクター 古川寛人(全日写連中部本部長)
上位に選ばれた作品は、「うまく写っている」だけでなく、写真に「物語がある」作品だった。見る人のイメージを膨らませてくれる。
最優秀作「夢のゆりかご」(加藤泰子さん)は、熱田神宮での七五三の一シーン。作品は派手ではないが、祖父母と孫の「絆」がにじみ出ている。優秀賞(アサヒカメラ賞)「祭の主役」(西村康夫さん)は、岐阜県の垂井祭りの子ども歌舞伎の顔見せ。着物姿の化粧にぴったりあった目の表情が印象的だ。
そのほかの優秀作は4点。「ファミリー」(中野敏生さん)は、カーブミラーをうまく使って、祭りをする人、見物する人の両方を同時にとらえた構図がうまい。「祈り」(纐纈(こう・けつ)明美さん)は、ベトナムが舞台。光線を利用して静寂感あふれる空気を伝えた。「邪気を払う」(尾崎傑さん)は、2人の一瞬の表情をタイミングよく押さえた。「ひまわり」(岡川経康さん)は、コンパクトデジタルカメラで撮った作品。周囲を暗めに処理して超自然的な雰囲気を引き出した。
【審査員】
田沼武能全日本写真連盟会長
池俣淳総本部理事
織戸千尋 総本部理事
伊藤滋中部本部委員長
大嶋武夫愛知県本部委員長
溝田幸輝三重県本部委員長
恩田政武岐阜県本部委員長
柴田佳章中部本部委員
間島英之アサヒカメラ副編集長
古川寛人中部本部長
【主催】
全日本写真連盟中部本部 朝日新聞社
【協賛】
加賀ハイテック キヤノンマーケティングジャパン スタート・ラボ ニコンイメージングジャパン 富士フイルムイメージングシステムズ ワキタ商会