最近は高感度でもきれいに撮れるカメラが増え、ストロボがあっても使わなかったり、いま一つ使い方が分からなかったりする人もいるため、中部本部では10月26日、「ストロボ基礎講座」と銘打ったストロボの効果的な使い方が学べる教室を朝日新聞名古屋本社を主会場に開催しました。
当日は管内の3県下から23名の会員が参加。メーカーの「ニッシンジャパン」からは営業部長の國頭公之さん、講師には写真家のえはらあいさんにお越し頂き、「座学、実習、講評」と3つのステップに分け、約5時間にわたって基本的な知識や活用方法を学びました。
座学では、ストロボを使うメリットや同調速度の仕組みほか、ソフトボックスなどのアクセサリーを使うことで簡単に光の質が変えられることなどを学習。実習では、市内の庭園に出掛け、2名の女性モデルを使って、日中シンクロやストロボをカメラから離して発光させるオフストロボの効果も体験してもらいました。本社に戻ったあとは、各自が当日写したお気に入りの1枚をプロジェクターで投影。えはらさんにはアドバイスも交え、1点ずつ丁寧に講評して頂きました。
参加者からは「ストロボはカメラメーカーの純正品しか使えないと思っていたので目からウロコといった感じ」、「オフストロボは初めて試したが、横からの光で陰影が付けられて良かった」、「初めて聞くメーカーだったが、光量の補正もダイヤルを回すだけで簡単に調整できて使いやすかった」などと好印象な感想が目立ちました。
この講座は間違いなく、受けておいて損のない内容です。今回参加できなかった人のためにも、是非また開催したいと思っています。
(中部本部事務局長 日置康夫)
実習に出掛ける前の座学風景
ハイスピードシンクロ(FP発光)の設定風景
モデルを使った庭園でのストロボ実習風景
本社での講評風景