平成27年度第38回「秋季合同例会」が宇都宮市文化会館で関東本部委員の柿本完二先生をお招きし開催されました。
出品者数は89名・総作品数は248点でした。そのなかから、40点を決定していただきました。決定する前に各個人の作品について講評・指導をしていただく中で、ニコンカレッジの講師をしていたこともあり、カメラの取り扱い方はお手のもとということで、その場のシュツエーションに合わせて行う技術面も含めて指導していただきました。みのりある合同例会となりました。
平成27年度・第38回全日写連「秋季合同例会」
期日:平成27年9月6日(日)宇都宮市文化会館
審査・講評:全日本写真連盟関東本部委員 柿本完二 先生
講評 ヒマワリ。カミナリ、花火は夏の一日の日常的な出来事です。魚眼レンズの特長を生かして夏の一日が非日常的な風景に仕上げられていますし、3枚の組み写真にしたことで物語性が醸し出されています。
講評 そのものズバリの表現です。男衆の足と夕日で赤く染まった路上に伸びる、踊るアホウ達の影を大胆に切り取った事で、西日のねっとりと肌にまといつくような暑さを感じさせています。
講評 阿波踊りの熱気が伝わってきます。ローアングルから踊る人達に合せてカメラを動かしながらスローシンクロで撮ったことで適度なブレが発生して画面の外まで飛び出していくような勢いを感じさせています。
講評 ネモフィラの丘を背景に自撮り棒で記念写真を撮るグループ。IT技術の進化で撮影スタイルも様変わりしています。スマホに向かってハイ!チーズ!旅先での楽しさが伝わってきます。
講評 陽が落ちても、激しく降る雨の中、談笑する姿や花笠を足元に置いて出番を待つ姿?真剣に三味線を弾く姿をノイズを生かしたことで「祭りの宵」が臨場感を持って表現されています。
講評 写真はアイデアの勝負です。打ち水の後か、水たまりに入って遊ぶ男の子のお尻に太陽の反射が入った瞬間を撮ったことで大きなホタルが写し出されました。遊ぶ楽しさと撮る楽しさも伝わってきます。