「全日本写真展2017」の入賞作品展が11月28日~12月4日、沖縄県中城村の護佐丸歴史図書館で開かれ、県内各地から約600人が見学に訪れた。見学者たちは「素晴らしい作品が並んでおり、自分の作品造りに大いに参考になった」と喜んでいた。
期間中、西部本部から藤脇正真事務局長が来県されて講評会と勉強会を実施。70人近くの写真愛好家が集まった。沖縄支部会員は「作品1点1点について事務局長の考え方や構図の善し悪しを、主観や辛口トークを交えて解説してくれた」と喜んでいた。別の支部会員は「藤脇さんの講評は簡潔で解りやすく面白かった。主題をもっと際立たせる方法、トリミングや画面構成の仕方、カラーとモノクロの使い分け、組写真で気をつけること等々、大変勉強になりました」と話していた。
勉強会では、藤脇事務局長がミラーレスカメラで撮影した北海道のオオワシやタンチョウ等をスライド投影して説明してくれた。その後、持参してくれたプリント(A3ノビ)で精度の良さを確認。ピント、シャープ性、発色と一眼レフにも劣らない作品を見て、ミラーレスでも十分作品になるということが分かりました。
その後、写真甲子園常連校の浦添工業高校の生徒たちが写真プリントを持参、大城信吉支部長や藤脇事務局長の指導に熱心に聴き入っていました。この生徒たちが写真活動を継続してくれて、将来全日写連会員として活躍してくれたら……と期待しています。(沖縄支部 渡久地政修)