全日本写真連盟

デジタルカメラの「楽しみ表現」 自分流 17 インターバル撮影と合成③

写真1カワガラス
写真説明の配置
写真2夕日と風車

デジタルカメラの「楽しみ表現」 自分流 17      【関東本部委員・佐藤親正】
インターバル撮影と合成③
 この回では、「比較の暗」を使う合成方法を説明してまいります。「比較の暗」の合成は、「比較の明」の逆で、暗い処を優先してレイヤーを合成します。何枚のレイヤーを合成しても一番の「暗」が表れて来ます。「比較の暗」を撮影計画の中に取り入れて撮影し、後にフォトショップエレメンツ10で合成した作品を説明します。
【写真1 カワガラス】
この作品は、日光の竜頭の滝で撮影しました。茶店の展望台から滝を見ているとカワガラスが滝を横切り巣の在ると思われる方へ入って行きました。滝の白い流れに黒いカワガラスが横切る様は魅力を感じるシーンでした。そこで、高速連続シャッターで撮影してカワガラスが滝を横切る様を表現しようと考えました。
撮影プロセス①三脚にカメラを取り付けカワガラスが巣に入る手前にフレーミングしました。②露出は絞り優先オートでISO200、絞りをF8にセットしましたら適正露出のシャッタースピードは1/500秒でした③ピントはカワガラスの通る位置にマニユアルで合わせた置きピンにしました④カワガラスはとても飛ぶのが早いので、レンズを覗き、カワガラスを確認してからシャッターを切ったのでは遅くなります。レンズを覗かず、カワガラスの通過する直前から連続高速シャッターで撮影しました。カメラで捉えた映像は「インターバル-1」~「インターバル-4」の4カットでした。
〈データ〉ニコンD4 ニッコール300 F4.0 ISO200 絞り優先オート F8 1/500秒
ホワイトバランス オート 2013.5.22. 日光
 
【写真2 夕日と風車】
赤味を帯びた夕日に風車が唸りながら回転していました。このダイナミックな風景をどの様に撮影したら自分の感動を表現し残せるか考えました。まず、シャッタースピードを1/8秒で撮って、風車の羽に動きを表現しようと決めました。実際に撮ってみました。それなりに満足いくレベルで撮れました。しかし、もっと個性的で力強く表現する事はできないかと考えて、羽の動きに合わせて4回シャッターを切り、4カットの映像を撮りました。その4カットのデータを「比較の暗」で合成したのがこの作品です。
 撮影プロセス①夕日を風車の柱で隠し、フレアーが入らない様にフレーミングしました。②絞り優先オートでISO200絞りをF22にセットしたら適正露出のシャッタースピードは1/60秒でした。なので、ND8フィルター(3絞り暗くなるフィルター)をレンズに装着して1/8秒にしました。遅いシャッターにする事で羽のブレを大きくしました③風車の羽を観察して、間合いを考えて、4カットを撮影しました。④カメラのモニターで4カットを次々に早く確認すると動画の様にだいたいの位置がわかります。⑤この4カットのデータを後からホトショップエレメンツ10を使い「比較の暗」で合成して作品にしました。
〈データ〉ニコンD700 ニッコール24-70 F2.8 ISO200 絞り優先オート F22 1/8秒
ND8フィルター1枚使用 ホワイトバランス オート 2011.1.22. 神栖市・日川浜


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