全日本写真連盟

小湊鉄道で高校生写真教室を開催。講師は中井精也さん!

「ゆる鉄」「一日一鉄」などで知られる鉄道写真家の中井精也さんを講師に招いての高校生写真教室(ニコンイメージングジャパン、エプソン販売協賛)が2月24日、千葉県の小湊鉄道で開かれた。千葉県内を中心に東京、神奈川から全日写連の会員高など12校の生徒と写真部顧問の37人が参加した。  午前9時すぎ、五井駅を専用バスで出発し、上総大久保駅駅に向かった。どこか懐かしいたたずまいの残る同駅周辺は春には桜や菜の花が咲き、大勢の鉄道ファンで賑わう有名撮影地。  中井さんは「鉄道写真には風景写真のようにじっくり構える面と瞬間を捉えるスポーツ写真のような面白さがある」「何を伝えたいかを考えながら撮ることが大切」などとアドバイス。生徒たちは約2時間半、4本の列車を撮影した。列車を待つ合間には、中井さんの愛娘・ひなのちゃんをモデルに撮影したり、逆光に光る葉を前ボケに取り入れた「葉っぱイルミネーション」の撮影の仕方を指導したりした。
  撮影終了後、小湊鉄道本社の会議室に移動。生徒たちは撮影した写真の中から2枚をプリントし、タイトルを記入して提出した。  まずは中井さんが当日撮影した写真をプロジェクターで紹介した後、約7000キロを鈍行列車で旅し、出会った人たちに「あなたの夢はなんですか」と問いかけながら撮影したシリーズ「DREAM TRAIN」や東日本大震災で被害を受けた三陸鉄道を撮った写真などを上映した。その後、学校ごとに張り出された写真を一点一点丁寧に講評していった。最後に「実は高校生の写真というと、指導する顧問の先生の影響を受けてしまい意外に落ち着いた作品が多い。今日の作品は自由で伸びやかな作品が多く、かなり刺激を受けました」と中井さん。教室終了後、生徒たちは自分の写真にサインをもらったり、中井さん親子と一緒に記念撮影したりするなど和やかな雰囲気に包まれた。
 参加校は以下の通り。江戸川、聖パウロ(以上東京)、川崎総合科学(神奈川)、柏南、県立船橋定時制、鎌ケ谷、実籾、千葉商、長生、津田沼、四街道、千葉商大付(以上千葉)

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2022/08/01
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