ネイチャーやスナップ等、バラエティに富んでいましたが、作者が何を感じたのか、何を言いたかったのかが分からない作品もありました。上手でなくてもいいのです。少しぐらい欠点があっても作者の思いが伝わってくる作品が第3者の心を動かします。それと作品に黒枠、白線が付けられた写真の多さに驚ききましたが、最近はそのようなプリントはごく少ないです。真に必要な時だけにしてください。
講 評 :関西本部委員 山中健次
応募人数:58名・応募数:182点
展 示:16点
期 間:平成28年2月16日(木)~12月19日(日)
AM 10:00~PM 4:00(初日はPM 1:00から)
場 所:サニーホール(朝日新聞高松ビル1F)
夕暮れ時、海をバックにしたバス停での人間模様を写しています。簡易な待合所の前で座り込んでスマホをいじっている女性と最近では数少ない公衆電話で通話中の男性。バスが来るまでの2人のそれぞれの時間の流れが表現されています。演出かもしれませんが・・・。
少女が粘土で犬を制作し、目を入れている場面を撮影しています。少女の表情には少し緊張感があり、視線に真剣さがにじみ出ています。斜め上からの光線状態もいいですね。しかし、背景が真っ黒過ぎて作品の雰囲気が損なわれているように思います。真っ黒では、そこに情報がないのです。