全日本写真連盟

第8回東北写真サロン審査結果発表

第8回東北写真サロンの入賞者の作品を発表します。
審査は写真家の鬼海弘雄さんでした。
【総評】
アマチュア写真家には、職業にしていないための自由さがある。プロには合目的な役目をいつも負わされているからだ。写真は、「被写体」とのこころの穏やかな交流が基本だとあらためて感じた。現代人の強張ったこころをより揉みほごしてくれるような自在な写真。ますます無償と言う最大な徳を広めてもらいたい。

 最優秀賞「眼光」 半澤 英安(福島)

限られた場所から誰でもがレンズを向ける演芸は、撮るのがむずかしい。似たような写真になりがちだからだ。半澤さんは果敢に自分の目を遊ばせて、一瞬の動きを止めた。左手の奇妙なかたちが写真に驚きをもたらし、背景のぼけた光も味方にしている。

 朝日新聞社賞「厳寒に耐える」 西巻敏美(青森)

吹雪の乱舞する雪原。懸命に大地の草を食む雪まみれの二頭の馬。厳しい自然のなかで生きる荒馬たちの凛とした佇まいが、あらゆる生命にたいしての讃歌になっている。写真を見る人にも背筋を伸ばさせるような拡がりを生む力がある。

 全日本写真連盟賞「冬支度」 林  茂(宮城)

写真を撮ることは素直なこころの交流であることを教えてくれる写真。干し柿、薪、時計たちが饒舌に話かけてくる。だが、何と言っても小母さんの仕草と笑顔が、写真を観る人にまで幸せを運んでくれる。何事もこころを開く事の大切さを教えてくれる。

 青森県優秀賞「芸能に初の小学生」 山上敏昭(青森)

 秋田県優秀賞「冬のブランコ」 五十嵐邦彦(秋田)

 岩手県優秀賞「闘魂」 北井崎 昇(岩手)

 宮城県優秀賞「北の漁場を舞う」 庄子 源六(宮城)

 山形県優秀賞「小さな漁村」 栗田 勝美(山形)

 福島県優秀賞「爆笑」 石津 節男(福島)

 入選

「休日」 千葉  惠(宮城)

「雪原駆ける寒立馬」 山下茂(青森)

「全身全霊」 松本 俊一(福島)

「団子木できたよ」 木村 文武(宮城)

「出番前」 小野 浩也(山形)

「手に手をとって」 中野 芳之(埼玉)

「つややかな輝き」 佐々木 均(宮城)

「親子登山」 松浦 敬次郎(山形)

「冬され」 沼田  茂(茨城)

「祭りの準備」 泉田 ミチ子(福島)

「地蔵さんは雪の中」 高橋明(青森)

「雨のち晴れ」 瀬川 正範(岩手)

「男意気」 鈴木 貞治(山形)

「神楽」 佐々木 茂生(宮城)

「水行」 管野吉正(福島)

「すこっぷ三味線」 山本 田鶴子(静岡)

「朝市のお母さん」 藤島 純七(宮城)

「緑陰」 小畑 一弘(岩手)

「小正月」 杉本昭一(秋田)

「彼岸獅子」 池上 和夫(福島)

「舞姫の夏」 佐藤 功(群馬)

「黒頭巾」 大久長範(秋田)

「春の悦び」 山岸 旬子(宮城)

「厳寒の白鳥ツララ」 野川 康夫(岩手)

「宵姿」 小野寺 かつよ(宮城)

「セレブな気分」 中島 澄江(宮城)

「雪国のおばあちゃん」 石原 すえ子(福島)

「ひと休み」 橋本 ケイ子(福島)

「渓流スケッチ」 山口和男(青森)

「シャイな馬っこ」 野口 佳津江(栃木)

「老女舞う」 佐藤 和夫(宮城)

「童心」 山本 かつい(宮城)

「清流を描く」 高橋 利光(福島)

「舞台を終えて」 佐海 忠夫(栃木)

「伝統文化を守る」 佐竹 三千男(宮城)

「受け継がれるまつり」 佐藤 節子(宮城)

「檀家の人」 中村 邦夫(福島)

「クライマックス」 河本  求(兵庫)

「フォーム」 渡辺 進(福島)

「楽しいお祭り」 竹中京二(秋田)

「年輪」 大滝 善嗣(宮城)

「厨房」 今野 強(山形)

「眼光」 渡邊淳司(秋田)

「裏道の写真展」 佐藤 正紀(福島)

「山車の花」 根本 忠(福島)

「長誉の舞」 吉田 啓子(宮城)

「胡四王蘇民祭」 板橋 知子(宮城)

「祈り」 管野 千代子(栃木)

「友と舞う」 星 みや子(宮城)

「古宿散策」 松村 喜一(福島)

全日本写真連盟からのお知らせ

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19/4/26 初心者向け公式写真撮影ガイドブック 発売中
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19/2/15 「全日写連」ルールについて
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2022/08/01
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