全日本写真連盟

第17回朝日写真サロン・中国

第17回「朝日写真サロン・中国」の公開審査を10月20日、岡山市で行った。
広島、岡山、鳥取、島根、備後地方各本部の298人から1211点の応募があり、総本部理事北谷弘氏を審査委員長に、関西本部長小林正明氏、関西本部委員長林栄之氏の3名で慎重に審査を行い、朝日新聞社大賞には玉野市の上田利博さんの「直立不動」が選ばれた。

 朝日新聞社大賞「直立不動」 上田 利博(玉野市)

イベントでのひとときでしょうか、それぞれの真剣な表情が緊張感を盛り上げています。
その反面、ユーモア的な感じもあって、これから行われる行事の楽しさも連想させられる作品です。
総本部理事 北谷 弘

 アサヒカメラ賞「大きいでしょ」 行長 好友(出雲市)

ザリガニにピントを合わせることでより大きく見せ、少女の誇らしげな表情の中に怖さもかいま見え、心の内面までも表現しています。
関西本部委員長 林 栄之

 関西本部長賞「舁き手」 亀井 秀樹(広島市)

目の力が見る者を圧倒する迫力のある写真です。顔の汗、表情、歯が見えることで、より臨場感が深まりました。
関西本部長 小林 正明

 広島県本部長賞「雄叫び」 向井 景昭(広島県府中町)

「雄叫び」という画題から大きく羽を広げているのは求愛か威嚇か。一枚の写真が真逆にも読めるのがこの作品のおもしろさだ。
関西本部委員長 林 栄之

 岡山県本部長賞「写すことはもう一度愛すること」 岸 一也(岡山市)

何か夢を持たしてくれるような表現が目を引きます。吹けばすぐに飛んでゆくような花ですが、手の平にしっかりと載せられ、地味な色調の中、目を引くような視点が赤い色で印象的に見せられた秀作です。
総本部理事 北谷 弘

 鳥取県本部長賞「雨上がりの朝」 野田 みつ子(鳥取市)

稜線で異なる風紋をS字構図で対比を表現し、点景になっている人物の配置、大きさ、空の有り様も良く、俯瞰気味のアングルによってスケール感が出た。
関西本部委員長 林 栄之

 島根県本部長賞「庭先」 江川 安夫(浜田市)

何気ない風景をうまく切り取っています。店先の物だけでなく、特に2階の犬がアクセントとして効いています。
関西本部長 小林 正明

 備後地方本部長賞「祭りの後」 和田 知久(三原市)

モノクロ表現ですが、まず「こうもり」が羽を広げたような形の一瞬の面白さが目をひきます。左からは放水の水がかけられていて祭りの日の激しいひとときを写し止めています。
総本部理事 北谷 弘

 瀬戸内海放送賞「笑顔あふれる」 緋田 豊治郎(岡山市)

全日本写真連盟からのお知らせ

総本部
19/4/26 初心者向け公式写真撮影ガイドブック 発売中
総本部
19/2/15 「全日写連」ルールについて
EPSON

English Information

2022/08/01
About The All-Japan Association of Photographic Societies
contact

〒104-8011
東京都中央区築地5-3-2
朝日新聞東京本社内 全日本写真連盟事務局
TEL:03-5540-7413