全日本写真連盟

第9回人間大好き!フォトコンテスト結果発表

総評・田沼武能(全日本写真連盟会長、写真家)
 「人間大好き!フォトコンテスト」は言いかえると、人間愛のドラマを写真で表現したものと心得ている。今年も人間愛を豊かに表現した作品がたくさん応募され、すばらしい作品が多かった。最優秀賞をはじめとし、入賞作品の選出にはとても苦労した。
 作品を選ぶにあたっては過去の有名作品の模倣は除外した。自分で被写体を発見した場合には驚きがあり、感動が作品に出る。模倣写真には感動がないからだ。祭りやイベントの作品も多く応募されているが、その中で作者でなければ撮れないような感性が出ている作品を選んでいる。写真の内容も昨年とは一味違った作品が上位を飾ったことは選者としてはうれしい限りだ。
 カメラの発達により、ほとんど失敗なく写る時代になった。最後の勝負は何を撮るか、どう表現するかで決まる。そのアイデアのひらめきも重要な要素になる。
 今回不本意にも賞を逃した方も、来年の応募に向け頑張ってください。努力は必ず報われると私は信じています。

 最優秀賞「今年も主人と一緒」 山本昌男(栃木)

神輿の先頭を担ぐ女性の胸には主人の遺影をしっかりと抱いている。今年も亡き主人と一緒に担ぐ女性は満面の笑顔である。よほどお祭り好きのご夫婦だったのだろう。女性の背景には男の担ぎ手、神輿が映り込み、強力な脇役になっており、人間愛あふれる作品である。

 朝日新聞社賞「ふれあい」 林 知子(三重)

園児の集まる中にころげて見せる力士。その大きな身体にびっくりする園児たち、肌に触れている子、恐る恐る見つめる子、巡業先での力士と園児たちの交流…。ほほえましい光景が写し出されている。

 全日写連賞「ヨレヨレ鬼が通る」 本庄 肇(三重)

鬼を捕えた二人の屈強な青年、後ろに続く行事に参加する人びとの表情から見て毎年行われているようだ。行事は天下の奇祭の鬼祭とのこと、その弱々しい鬼の姿に同情をさそう一幕である。最後は赤鬼が罪ほろぼしにタンキリ飴を撒くそうだ。

 関東本部長賞「初対面」 笹沼昭二(静岡)

孫の誕生を祝い病室を訪ねた一幕と思う。初めて抱くおじいさんの姿に少々ぎこちなさを感じる。赤ちゃんをあやす男性に両手をひろげて答えるドラマチックな姿が愛らしい。少々てれ気味の男性の表情が対照的で初対面を印象的に捉えている。

 アサヒカメラ賞「行水」 小山千恵子(大阪)

三姉妹の行水の光景を捉えたのであろう。三人の顔が寄りそい、それをクローズアップした画面は健康的で動いていないのに活動感があり、肌に水滴が浮かびあがり写っているのも、行水を効果的に表現している。

 優秀賞

「嬉し恥ずかし」 太田和子(高知)

「青春」 巻木和子(神奈川)

「パパは大変」 野中昌久(神奈川)

「世話役」 牛場寿子(三重)

「一番いい顔で」 河田和子(滋賀)

 特選

「何が見えますか?」 畑山冨夫(神奈川)

「泥んこ楽しむ」 平井洋三(千葉)

「愛情」 馬本隆綱(神奈川)

「親子三代」 西原洋一郎(愛知)

「落書き」 野瀬みつ子(三重)

 準特選

「親子でゴール」 山口正英(和歌山)

「ひゃっ!」 市川正則(神奈川)

「身体堅固」 朝井晴佳(長野)

「なにこれ~」 荒川純一(広島)

「逃げる添え婿」 青木照実(静岡)

「やばい~あ~」 住田 豁通(東京)

「特等席」 吉田和夫(埼玉)

「熱戦」 田中容之(栃木)

「夏の日」 亀田憲輝(三重)

「抱擁」 奥平昌典(長崎)

 入選


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