全日本写真連盟

第39回栃木県本部秋季合同例会審査結果

平成28年度第39回秋季合同例会が宇都宮市横川地区市民センターで、全日写連総本部事務局長勝又ひろし氏を講師として迎え開催されました。当日は台風の影響もあり雨の中50名近い会員が参加をし、勝又先生の作品に対する懇切丁寧な指導・講評に、熱心に受講をしておりました(76名・219点の応募数と作品点数が集まりました)。タイトルの付け方について、ありのままのわかるタイトルではなく、その中で何について伝えたいかといったことのタイトルをつけてほしいと説明されました。また、国際写真サロンについても話され、なんでもありの写真コンクールではあるが、新しい映像の作品をといった観点でぜひ挑戦してほしいとよびかけられました。


審査結果


 金賞「裏通り」 奥畑二郎(烏山)

3点どれもレベルの高い写真ですが、特に左は出色の出来です。人物とその影、奥に垣間見える仏像の絶妙の配置は当然意図したものだと思います。観察力と画面構成力が十分に発揮されています。

 朝日新聞社賞「もう少し~」 川上美樹(足利)

動物園でカップ一杯100円で売っている餌をラクダにあげる、という図でしょうか。そんな平凡なシーンを、アングルとシャッターチャンスで深みを持たせました。おそるおそるという「手の表情」がよく表現されています。

 全日本写真連盟賞「風祭りの終演」 黒﨑一雄(サン)

状況は分かりにくいのですが、まるで少女が演じるファンタジーの世界のランプのように見える美しい写真です。顔を照らす赤い光と、暗く沈んだ足元のお花紙の青い光の対象が幻想的です。

 銀賞

「精魂込めて」 小林トミ子(横川)
非常に多くを想像させられる背中です。猛暑、数十年にわたって繰り返してきた農作業、破れても大事に使う作業着、後継者難…。この背中に魅力を感じた作者のセンスと深い情念のたまものの作品です。

「一時中断」 吉田文彦(横川)
複数の人物を写したスナップで面白いのは、同じ仲間なのに、みなが違う表情、仕草をしている写真です。この写真も誰かが会話をしていたら面白さ半減です。全員バラバラ、が大事です。おまけにアクビもしてくれた人もいて、じっとチャンスを待った甲斐がありましたね。

 銅賞

「天空と地上の花」 石田孝信(個人)
「満天の星」でなかったのが功を奏しました。密やかに淡い光に浮き上がる、淡い色の花。すべてが控えめだからこそ、この幽静な雰囲気を醸し出すことに成功したと思います。

「ももの花」 永島勝次(足利)
桃の木を人間、それも女性に見立てたのでしょうね。花がまるでタトゥーのように見えて、色も相まってエロチックなたたずまいを見せています。草木をこのように解釈して撮ることは、写真の芸域を広げます。

「閉店の日」 新井辰男(足利)
スーパーの最後の営業日というドラマに目をつけたのがよかったですね。眼で見た感じはもう少し明るいと思いますが、暗部を主役として、閉店のさみしさ、寂寥感を強調した演出はたいしたものです。

 県本部長賞

「まつりを創る人々」 片柳 忠(宇都宮)
タイトルだけだと、ありきたりのお祭りの写真が並んでいると想像しますが、実際は祭りの華やかさ、楽しさよりも、続けていく苦労や疲労感を感じさせます。お祭りの撮り方の新しい地平として新鮮です。

 県本部委員長賞

「窓」 郷間卓夫(烏山)
窓に映るもの、窓枠、壁にバリエーションが面白いですね。近代的な建物ではなく、歴史、
劣化、放置を感じさせる素材を使ったことが、写真に深みを持たせています。


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