全日本写真連盟

栃木県本部第20回冬季合同例会入賞作

平成28年2月7日(日)宇都宮市総合コミュニケーションセンターA・B大集会室で、関東本部委員である大久保辰朗氏を招いて冬季合同例会を開催いたしました。当日は50数名の会員が参加し81名231点の応募がありました。
1人3点の中から1点を選んでいただき81点の中から入賞・入選・佳作の40点を選んでいただきました。
審査結果の上位10点については、作者に前に出てきてもらい撮ったときの思いれなどを語っていただき、マンツーマンでの講評をしていただきました。
会場では大久保氏のユーモアあふれるトークと作品の講評に、参加者が耳目を傾けての楽しい合同例会だったと大好評でした

 金賞「空中技」 小口典秋(サン)

バイクのジャンプ競技、フリースタイルモトクロスの組写真です。空に舞い上
がった瞬間を写し止めた力作。薄曇りの空が幸いして、ノーマンロック ウェル
の絵のような作品になりました。

 朝日新聞社賞「廃墟」 櫻木賢治(佐野)

大谷石地下採掘場跡の写真でしょうか。非常に丁寧に作品づくりがなされていま
す。岩肌の細部までの質感や撮影場所の明暗など、光の扱い方が秀逸で す。

 全日本写真連盟賞「歳月」 北崎英信(サン)

おわら風の盆で知られる八尾。左の作品の女の子が、6年の歳月を経て右の作品
の少女へ成長した姿が写し出されています。中央の簾で時の変遷を演出 してい
ます。

 銀賞「ラブな2人」 髙塩定男(横川)

大きな石の柱にもたれて抱きあう若い男女を実像として捉え、右端の男女はシル
エットのみ。この二つを組み合わせたことで、物語性のある映像美が醸 し出さ
れています。

 銀賞「修業」 島田繁男(高根沢)

4秒のスローシャッターで撮影されたとのこと。水の流れがとても綺麗です。通
常の滝行とは異なり、救命胴衣とヘルメット姿といった出で立ちが何と もユ
ニークです。

 銅賞

「至福の時」 大岡博美(個人)
お孫さんを優しく抱いたお婆ちゃんの幸せそうな表情に惹かれます。安心して身
を委ねているお孫さんのディテールも良く出ています。撮影の難しい場 所を克
服した作品です。

「ドヤ顔」 出井章則(佐野)
泥んこ祭りですか?若者達の真ん中で茶目っ気たっぷりな顔をしたお嬢さんが魅
力的な作品です。スナップ写真で一瞬の表情を切り取った醍醐味がここ にあり
ます。

「焼成の炎」 佐海忠夫(サン)
登り窯を様々な角度から狙った組写真。炎に込める職人の願いが神聖なものとし
て描かれています。朱と黒を基調とした重厚で無駄のない作品になって います。

 県本部長賞

「秋彩」 河又昭男(サン)
建物の曲線をダイナミックに取り込んでの画面構成が面白い。しかしその背後に
ある風景は、一変して静けさ漂う美しさが広がっています。両極を活か した作
品です。

 県本部委員長賞

「葦刈り」 竹内栄二(佐野)
渡良瀬遊水地での詩情豊かな作品です。午後から夕方にかけての作業をじっくり
見つめながら撮影されています。遠景、近景のそれぞれにある空気感が 良く伝
わって来ます。

全日本写真連盟からのお知らせ

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19/4/26 初心者向け公式写真撮影ガイドブック 発売中
総本部
19/2/15 「全日写連」ルールについて
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2022/08/01
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