迫り来る白馬の真正面からのカメラ位置、矢を放った瞬間の武者の形と矢の位置、右下の人々の表情と視線、レンズの選択によるバックのぼかし、砂塵の上がり具合。このすべてが一体となった見事な作品と思いました。
傾けた御輿を画面に形よく入れ込み、スローシャッターに光りを加えることにより迫力を出しています。作者と担ぐ人々が一体となった感じさえします。
実った稲穂と右側の古い鳥居、まるで童話の世界を読んでいる感じ、いかにも山里の素朴な感じが漂っています。
黒い山車の屋根に上がった三人のポーズと下の内部の光りが上手くマッチして周辺の闇の中、不思議な視覚を描き出しています。。広角レンズを上手く使ったと感心しました。
縦横の線をきっちりと決め、メガネ坊やを中心に少年たちの笑顔、いかにも祭りを楽しんでいる感じです。山車の色彩と法被の色が実によくマッチしていると思いました。
まるでスタジオにセットを作ったようなライティング、上手いなあと感心しました。