第40回全日本写真連盟愛知県本部展(全日写連県本部主催、朝日新聞社後援、富士フイルムイメージングシステムズ協賛)の審査がこのほどあり、296点の応募作品の中から、小牧市の佐古忠夫さんの「力走」が金賞に輝いた。
銀賞には服部義安さん(名古屋市)、磯貝美代子さん(豊明市)、銅賞には近藤真智子さん(名古屋市)、倉知恵子さん(刈谷市)、坪内薫さん(豊田市)がそれぞれ選ばれた。
その他の入賞は次のみなさん。(敬称略)
【秀作】
堀邦夫(名古屋市)、大島雅子(春日井市)、垣見昌宏(刈谷市)、中口雅弐(高浜市)、永谷博久(西尾市)
【入選】
伊藤章二、伊藤嘉男、岩井田幸男、岩上典子、大岩友理、加藤菊枝、徳永啓三、西原洋一郎、水谷美代子、三森美邦(名古屋市)、石橋法久、大花征也、小久保繁樹(愛西市)、織田善嗣、前川滋(安城市)、鈴木寿一、原紹郎(稲沢市)、谷昇(大府市)、高橋敏郎、竹内信子、藤田吉夫(岡崎市)、安達和子、上田京子、大島守、片田綾子、榊原司、外勢肇(春日井市)、石川勝、磯部香里、岡本明、岡本邦良、岡本圭子、神谷敦司、西美千代(刈谷市)、西久保嘉弘(豊田市)、朝倉元良(豊橋市)、板倉重春、犬塚勝正、加藤譲(碧南市)、清田正真(幸田町)、仲野隆三(東郷町)、毛利良一(東浦町)、曽我為吉、松下裕志(岐阜県多治見市)
屋外で力士をとらえた作品は多いが、力強く走っている姿は珍しい。4人の力士が大きな身体を揺らした真剣な姿は、重量感があってユーモラスでもある。人物の配置、構図、色調とも完璧。とてもよい作品である。(選評:県本部委員長・宮田典彦)
「砂遊び」 近藤 眞智子(名古屋市)
砂を巻き上げて遊ぶ小象が、心おきなく遊べるように寄り添って見守る母象。親子のふれあいと力強い動きが印象的である。一瞬の動きの中に情感を感じさせる上手な作品である。(選評:県本部委員・下里隆明)