中部本部最大のコンテスト『写真公募展』!
今年度は第47回です。
全国から寄せられた約800点の応募作品から、人間性あふれるもの、自然の営みなど貴重な一瞬一瞬をとらえた傑作76点が選ばれました。
今回の「優秀作家賞」に加藤泰子さん(一宮市)が決まりました。
入選作は2013年3月19日(火)から24日(日)の午前10時から午後6時まで(金曜日は午後8時、日曜日は午後4時まで)、名古屋・栄の愛知芸術文化センター8階・県美術館ギャラリーJ2で展示されます。(入場無料)
【総評】
名古屋本社報道センターフォトディレクター 相場郁朗(全日写連中部本部長)
最優秀作をはじめとして、被写体への優しいまなざしが感じられた。今回は、個性や主張が弱いのではとの評があった。半面、目の前にある被写体を、あるがままにすくい取ろうとする姿勢と言えるのではないだろうか。
川崎幸雄さんの「愛馬」は、まず色彩感覚に目を奪われる。初夏だろうか。強い陽光に照らされた緑を背景に、白馬と赤いシャツの少年のドラマを見るようだ。静かに流れる時間の中で、両者が心を通わせている。
優秀賞(アサヒカメラ賞)を受けた伊藤邦郎さんの「塗られちゃった!」について勝又ひろし編集長は「最高の表情をとらえた。立ち去るキツネ男もいい」と評した。八幡浩司さんの「跳躍」には、他と違う前衛的な感覚を見る。誰の顔も写っていないのがいい。
「人生への道」を撮った岡村仲江さんは、新しい歩みを始めた2人をほほえみながら見送っているようだ。牛場寿子さんの「暑い日」には、大先輩が歩んできた道が写る。おばあちゃんたちの可愛らしさ。スナップの技術がある。田中資孝さんの「天命に遊ぶ」は、造形的な構図が評価された。
【審査員】
田沼武能・全日本写真連盟会長
池俣淳・総本部理事
織戸千尋・総本部理事
伊藤滋・中部本部委員長
大嶋武夫・愛知県本部委員長
坂尾富司・三重県本部委員長
恩田政武・岐阜県本部委員長
加藤徹・中部本部委員
勝又ひろし・アサヒカメラ編集長
相場郁朗・朝日新聞名古屋本社フォトディレクター
【主催】
全日本写真連盟中部本部 朝日新聞社
【協賛】
加賀ハイテック キヤノンマーケティングジャパン ニコンイメージングジャパン 富士フイルムイメージングシステムズ ワキタ商会