全日本写真連盟

第54回この日この時撮影会(中部本部)

 ニュース写真感覚でその日の出来事をとらえる「第54回この日この時撮影会」(朝日新聞社、全日本写真連盟中部本部主催、富士フイルムイメージングシステムズ協賛)の審査があり、金賞には井上アヤ子さん(三重県亀山市)の「遠藤人気」が選ばれました。
 今年指定された撮影日は7月6日(日)。応募作品は688点。昨年より5割近く増え、全国からの応募がありました。審査は伊藤滋・中部本部委員長ら全日写連中部本部委員、朝日新聞フォトディレクターが当たりました。入賞作品は16日(火)から21日(日)まで名古屋市中区のNTT三の丸ギャラリーで展示されます(午前10時~午後5時、最終日は午後4時まで)。表彰式は21日午後4時から展示会場で行われます。

【総評】
 定められた一日、今年は7月6日の出来事を報道写真感覚で記録するコンテスト。昨年より1カ月ほど早い設定だった。
 金賞の「遠藤人気」。大相撲名古屋場所を目前に控えたこの季節、人気絶頂の力士を捉えた。集まったファンの表情もからめ構図も安定している。三重県鈴鹿市にできた稽古場に何度も足を運び、狙いすまして撮った様子がうかがえる。プリントの仕上げも高く評価された。
 銀賞の「夫婦朝顔」は何と言っても、ふたりの笑顔が心にしみる。気に入った鉢を手に入れた満足と幸福感。東京の朝顔市に重なり、関東地方からは同テーマで多くの応募があった。作品は朝顔をさえ脇役にし、イベントそのものからも離れたところで独自の感覚を発揮した点が評価された。
 「すいか朝市」は俯瞰のカメラポジションで奥行きを見せ、にぎやかさとワクワク感がある。スイカが最もおいしくなる「この日この時」を伝えた。(朝日新聞名古屋本社フォトディレクター 相場郁朗)

入賞の皆さん
【金賞】
「遠藤人気」 井上アヤ子(亀山市)
【銀賞】
「夫婦朝顔」 藤村禎一(東京都中野区)
「すいか朝市」 安部マスエ(刈谷市)
【銅賞】
「見物」 越原隆夫(金沢市)
「レジャーも『安全第一』」 谷内浩(桑名市)
「ガンバレ未来の横綱」 花木義孝(四日市市)
【入選】
安達章三(春日井市)、加藤巌、水谷清治(稲沢市)、犬塚勝正(碧南市)、平野成明(刈谷市)、水野政義(豊田市)、久野吉彦(常滑市)、安達良幸(岐阜県笠松町)、牛場和美、牛場寿子、佐竹敦子(津市)、上川登、万代昌克、山崎明教(鈴鹿市)、宇利和也(尾鷲市)、今井与八、高津照仁(三重県大紀町)、入江久子(横浜市)、日高猛(埼玉県坂戸市)、竹崎哲夫(金沢市)

【審査員】
伊藤滋中部本部委員長
宮田典彦愛知県本部委員長
恩田政武岐阜県本部委員長
坂尾富司三重県本部委員長
相場郁郎朝日新聞名古屋本社フォトディレクター
松谷常弘前朝日新聞大阪本社写真部次長

 金賞「遠藤人気」 井上 アヤ子(亀山市)

 銀賞「夫婦朝顔」 藤村 禎一(東京都中野区)

 銀賞「すいか朝市」 安部 マスエ(刈谷市)

 銅賞「見 物」 越原 隆夫(金沢市)

 銅賞「レジャーも「安全第一」」 谷内 浩(桑名市)

 銅賞「ガンバレ未来の横綱」 花木 義孝(四日市市)

 入選

「涼を求めて」 安達 章三(春日井市)

「休日」 加藤 巌(稲沢市)

「見ててごらん!!」 水谷 清治(稲沢市)

「炙り焼き」 犬塚 勝正(碧南市)

「魚とり」 平野 成明(刈谷市)

「シャボン玉大会」 水野 政義(豊田市)

「力合わせて」 久野 吉彦(常滑市)

「暑い日」 安達 良幸(岐阜県笠松町)

「無病息災の祈り」 牛場 和美(津市)

「親子でゴール!」 牛場 寿子(津市)

「浴衣シーズン到来」 佐竹 敦子(津市)

「元気に育ってね」 上川 登(鈴鹿市)

「高い、たかい!」 万代 昌克(鈴鹿市)

「アサリ競り市」 山崎 明教(鈴鹿市)

「雨の記念行事」 宇利 和也(尾鷲市)

「トライアスロンのスタート」 今井 与八(三重県大紀町)

「今日は大丈夫かな」 高津 照仁(三重県大紀町)

「パパと」 入江 久子(横浜市)

「朝顔買って下さ~い!」 日高 猛(埼玉県坂戸市)

「リハーサル」 竹崎 哲夫(金沢市)

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2022/08/01
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