全日本写真連盟

第35回「日本の自然」写真コンテスト入賞作品発表(デジタル部門)

 今回からデジタル部門が新設され、最優秀賞にはソニー4K賞、30歳以下で最も優れた作品にはソニーネクストフォトグラファー賞が贈られる。
審査委員 福田健太郎、前川貴行、ソニーマーケティング株式会社関係者


【デジタル部門総評】
 入賞者の年齢幅は12歳から76歳までと広く、歳以下に限った前回と違い、若い挑戦的な作品とベテランの老練な作品が同じ土俵に集った興味深いコンテストになった。全体としては光の選び方、レンズ、絞り、露出の選択などが適切で、最終的な仕上げもハイレベルな写真が多かったが、粗削りで突拍子もないような作品も見たかった。また、同じような構図の写真を何点も応募してきた人も目立った。応募の前に、まず自分で作品を選ぶことを大切にしてほしい。

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 最優秀賞ソニー4K賞「朝稽古」 大野 泰之(北海道)

 背景が素晴らしい。シンメトリックに木が覆いかぶさり、キツネの後方がスカッと抜けている。よくこのフレーミングを実現できた。狙って撮れる写真ではないが、狙っていなければ撮れないのも事実。その幸運を見事にものにした。明暗の階調が豊かで奥行きもあり、大画面で鑑賞するのにふさわしい作品となっている。

 ソニーネクストフォトグラファー賞「Ice Age」 長尾 岬生(石川県)

ドローンは、これまで人間が見ることのなかった視点から新しい発見をもたらす撮影ができる画期的なツールだが、単に真上から撮っただけでは測量写真と変わらない。作者はどのような面白い映像が撮れるかをしっかり考え、氷が川を流れ、橋脚で割れていくという自然と人間とのせめぎ合いを見事な作品にしている。

 優秀賞「乱舞」 金澤 弘治(北海道)

 優秀賞「猛進」 齊藤 晃大(北海道)

 優秀賞「黎明」 曽布川 善一(神奈川県)

 優秀賞「さまざまな緑に囲まれて」 高坂 信也(富山県)

 優秀賞「夢覚める頃 秋口」 佐藤 悠大(福岡県)

 入選

「オシドリ親子の行進」 長友 逸郎(北海道)

「水田のステージ」 野呂 賢一(北海道)

「終焉のはじまり」 柿本 謙一(北海道)

「稜線を行く」 安彦 嘉浩(北海道)

「紅」 大谷 智巳(岩手県)

「風紋」 田代 弘平(宮城県)

「食う-食われるの逆転」 桒原 良輔(茨城県)

「水田地帯」 小島 大輝(栃木県)

「ア~ア、夜はまーだ?」 小川 寛(埼玉県)

「Sakura Galaxy」 小野 行史(東京都)

「水しぶき」 小野里 豊(東京都)

「恋鳥たちの夕暮れ」 関口 陽子(東京都)

「Old Friend」 藤森 研伍(東京都)

「芦原偵察」 大塚 達男(神奈川県)

「大雪」 上田 孔希(新潟県)

「海の息吹」 織田島 由(新潟県)

「もうすぐ巣立ち」 坂本 直樹(長野県)

「北へ」 田中 元気(長野県)

「静寂」 川口 泰弘(静岡県)

「深海からの訪問者」 伊奈 淳也(静岡県)

「雪のお立ち台」 西垣 慎治郎(兵庫県)

「River lit by the fireflies」 牧瀬 恭太(岡山県)

「夫婦喧嘩」 岩永 一美(福岡県)

「winding road」 大塚 智史(長崎県)

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2022/08/01
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