寒さが一段と身に凍みる11月23日(勤労感謝の日)に、山梨県甲州市塩山で干し柿を撮影する遠距離バスツアーが開催されました。朝7時30分、総勢34人がJR名古屋駅からバスに乗り込み、目的地へ向かいました。今朝の冷え込みで、白山、乗鞍、御嶽をはじめ、中央アルプス、富士山までがクッキリと見え、バスの中は感激やら歓声があちこちで聞こえました。こんなにきれいに見えることは余りないとの名阪近鉄旅行の西川さんのお話でした。
5時間あまりのバスの旅で12時すぎに現地に到着。岩波農園は撮影できるということで、バスを降り皆一斉に向かいました。家の全体を覆うほどの吊るし柿は圧巻でした。今日は、撮影日和。青い空、上も横もオレンジ色に輝く柿、皆それぞれにシャッターを夢中で切っていました。特に柿の皮むきのおばさんや三毛猫の「チビ」をモデルに皆さん何枚も夢中に撮っていました。
岩波農園での撮影に満足し、そこからはマツプを手に散策しながら撮影をし、途中で柿を買ったり、干し柿を食べたりして楽しい時間が過ごしました。集合時間でバスに戻るころは、暑いくらいの陽気でした。皆さん、御土産袋を持ち嬉しそうに乗り込んでいました。
岩波農園撮影後、干し柿の撮影ポイントの一つ、JR塩山駅前に移築された甘草屋敷(国重文の旧高野家住宅)に立ち寄りました。、切妻造、茅葺屋根(現在は茅葺型銅板葺)の立派な屋敷につるされた干し柿が夕日で輝くなかで撮影をし、晩秋の落陽の速さを感じました。途中、中央道の渋滞情報を見ながら気をもみましたが、なんとか時間通り、5時間近くかかってJR名古屋駅に到着。駅前の高層ビルに映し出された“正月”のテスト文字を見ながら解散しました。(エンゼル支部・纐纈明美)