コンテスト情報

第3回人間大好き!フォトコンテスト

コンテスト概要

第3回人間大好き!フォトコンテスト」(全日本写真連盟関東本部、朝日新聞社主催)の入賞作品が決まった。全国から440人、2291点の応募があった。審査には全日本写真連盟会長で写真家の田沼武能氏があたった。


結果・講評

(講評)

「人生は芝居の如し」とは、福沢諭吉のことばとか、どんな人にも悲劇も喜劇も起こる。そんな日々のドラマを画面におさめ、その出来栄えを競う「人間大好き!フォトコンテスト」が今年も行われ、2千点を超える作品が集まった。

 近年は、ますますカメラの性能がよくなり、撮りそこねの写真は皆無に近い。これもいい写真、そちらもいい写真・・・すばらしい写真が集まっており、差をつけるのに苦難する。上位入賞のほとんどが、身近な家族や動物たちからチャンスをつかんでおり、その中で感動を強く表現した作品が選ばれた。

●最優秀賞「吉日」奥畑 二郎(栃木)

 晴れ着姿の娘さん、手に持つ額には自身の女学生姿に幼い頃の写真が写っている。多分、この写真の撮影者が全部撮ったものだろう。中央の日の丸の旗、反対側には妹が、姉の成人を愛でる笑顔が溢れている。会話が聞こえてくるような素晴らしい写真だ。

●朝日新聞社賞「ばぁ!」麓 直美(東京)

 パパと遊ぶ子どもの表情は、いつにない素敵な顔を見せている。それをすかさずとらえた決定的瞬間は見事である。全身で表現している子どもの特上の笑顔が光る。

●全日写連賞「こわいよー」鈴木 とも子(三重)

 獅子に頭を噛んでもらうと、その年は無病息災にすごせるという伝承がある。赤ちゃんは大きな顔の獅子に恐怖を感じ泣き叫ぶ。喜ぶ家族と対照的に泣く子が愛らしい。クローズアップでより鮮明に情景を写し出している。

●関東本部長賞「親子でメイク」原口 昭江(埼玉)

 泥んこ祭りに親子が参加したのか、二人の顔には泥がいっぱいついている。布袋さまのような息子の腹とは対照的に母親の情けなさそうな顔が見る人に微笑ましさを感じさせる。

●優秀賞「鶏が大好き」本村 千明(熊本)

 広大な茶畑を背景に6人の子どもたちが鶏を抱えている。大きな鶏に雛鳥が混じり、その雛が子どもの肩に乗ったり。自然にとけこんだ子どもたちの笑顔が健康的な明るさを写し出している。

●優秀賞「お姉さん大好き」岡部 蝶子(埼玉)

 飼い主に世辞を使ってキスをしているのか、抱えられている犬の瞳は陶酔状態なのに対し、女性の表情は迷惑そうに見えるが、喜んでいるようにも見える。人間と犬の愛情物語かな・・・

●優秀賞「早く出ておいで」小林 渡(神奈川)

 戸外で遊ぶ園児と保母さん。園児は股をくぐって前進していくのだが、股間が狭くてなかなか通れない。顔は見えないが園児は真剣そのものだろう。それに反比例して保母さんの顔は楽しそう。

●優秀賞「仕事がえり」巻木 和子(神奈川)

 野良仕事を終えて帰る農夫に出会い撮らせてもらったのだろう。老農夫を画面いっぱいにフレーミングしている。そのやさしい表情が「人間大好き」を強く表現している。迫力ある作品に出来上がっている。

●優秀賞「見守られて」後藤 芙美子(埼玉)

赤ちゃんはお湯に浸かり気持ちよさそうにすやすや眠る。それを見つめるお兄さんは、突然生まれてきた妹が不思議でならないようだ。兄妹の表情を中心にした照明が画面をドラマチックに仕上げている。

審査員

田沼 武能 全日本写真連盟会長
主催:
全日本写真連盟・朝日新聞社
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