愛知県本部は10月25日、「色づく秋の五箇山・相倉集落撮影会」を開催しました。名古屋と刈谷からバス2台に分乗し、総勢64名が参加しました。1995年世界遺産に登録された相倉合掌造り集落は、暖かい陽ざしにも恵まれ、まさに撮影日和でした。
参加者は集落全体が見渡せる高台に登ったり、色鮮やかなコスモスと合掌造りにカメラを向けたり、それぞれお気に入りの撮影スポットへ。段々畑では小豆の収穫をしていた二人の女性が気軽に撮影に応じてくれて、まるでモデル撮影会のような雰囲気になりました。朝から作業をしているお二人は、小豆の鞘(さや)を手で次々ともぎ取り、地面に落ちた赤い一粒までも拾って袋に入れます。丁寧に畑を見回した後、重たい大きな袋をひもでからげて背負い、山道をあっという間に下りて行かれました。
歴史ある風景とともに、そこに暮らす人々の生活や深い思いを少し垣間見ることができ、心がなごむ良い撮影会でした。太陽が山の端に隠れようとする午後4時に帰路につきました。
(文と写真 愛知県本部委員 井澤正子)
色づき始めた山々に囲まれた相倉集落の合掌造り集落
段々畑で小豆の収穫に精を出す地元の女性